「怖かったよね、寒かったよね」台風の夜、荒れる川辺で耐えた子猫4匹 見つけたのは散歩中の愛犬だった
2020年9月29日
ライフ豪雨と強風。台風が通り過ぎていく明け方に、まだ小さい4匹の子猫が川べりで保護されました。細い木につかまり必死で耐えた4匹を発見したのは、散歩中のビーグル犬。保護当時の様子を東京キャットガーディアン代表の山本葉子さんが紹介します。
暴風雨が過ぎ去ろうとする早朝に
「子猫を拾いました」
台風がそろそろ通り過ぎるかなという中、お電話がかかってきたのは朝の6時半くらいでした。
寝ぼけた状態で出ると男性の声で、私(山本葉子。東京キャットガーディアン代表)たちの猫シェルターで保護できないかというご相談です。
ほぼ1年通して、子猫の保護依頼を受ける団体を運営しています。受け入れの説明の前に子猫たちの状態を尋ねると、
「ひと晩嵐の中にいたようで、4匹とも冷たいです」
冷たくなった、手のひらほどの4匹
場所は東京・多摩エリアにある普段は枯れている小川で、台風のせいで突発的な流れができた場所に取り残されていた様子。
「カイロなどで体温上げながららこちらに向かってください。近くにコンビニありますか?」
「ないんです。自販機くらいしか……」
「では、ホットドリンク買って布で包んで、子猫たちを温めながらお越しください」
しばらくして、子猫たちを連れた30代くらいの男性が車で到着しました。
その人の手のひらと同じくらいの子猫たちが4匹。1か月半くらいの黒猫ちゃんです。
ホットコーヒーの缶を包んでいたタオルに白い毛が付いていたので尋ねると「あ、これうちの犬のなので」と。
朝の散歩に出たときに、子猫たちを助けることになったのだそうです。
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