東京は巨大な「石の博物館」有名ビルの外壁もよ~く見てみると……一体何がある?

あまりにも身近な存在ゆえ、なかなか注目することのない「石」。そんな石の魅力について、『東京「街角」地質学』著者で名古屋市科学館主任学芸員の西本昌司さんが解説します。


「密か」な石めぐりを楽しもう

 都会の中で石を楽しんでみませんか。いわゆる「3密」にならず、別の「密」すなわち「密(ひそ)か」な石めぐり。

 今回は、都内のビル外壁で楽しめそうな石材を三つ紹介しましょう。

赤坂サカスの外壁に注目

 まずは、定番のアンモナイト探しです。

 街の中に使われている石材の中に渦巻き模様のアンモナイト化石があることはよく知られており、本やウェブサイトでも紹介されています。しかし、風通しの良い屋外で観察できるところは意外と少ないのです。

 というのも、アンモナイトを多く含む石材は石灰岩で、雨に溶けやすく、たいてい内壁に使われているためです。そこをあえて外壁に使っているのが、赤坂サカス(港区赤坂)です。撥水(はっすい)加工を施しているはずですから、不必要に擦ったりしないよう注意しながら観察しましょう。

赤坂サカスの外壁のアンモナイト化石(画像:西本昌司)

 くまなく見ていくと、渦巻き模様のアンモナイトの化石をあちこちで見つけることができます。

 目が慣れてくると、渦巻き模様には見えない殻の縦断面や端っこだけの切断面に気が付くようになり、いかにアンモナイトだらけの石材であるかわかってきます。

 アンモナイトのほかにも、べレムナイト、海綿、有孔虫などの化石があります。化石を含んでいる石材は「ジュライエロー」という銘柄です。

「ジュラ」とは、映画「ジュラシックパーク」のジュラと同じで、中生代ジュラ紀という地質時代のこと。陸上では恐竜が闊歩(かっぽ)していた頃の海底の世界が、石の中に閉じ込められているのです。

KITTE丸の内には赤く輝くガーネット


【画像】丸ビル地下の壁にある「アンモナイト化石」を見る

画像ギャラリー

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