小学校「英語教科化」は吉か凶か? 経済格差が生み出す不安と東京都の本気度
2020年8月23日
ライフ2020年度から、小学5~6年生で正式に教科化された英語。そんな公教育としての英語に力を入れる東京都の取り組みについて、教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。
グローバル化に合わせた公教育に挑む東京都
グローバル化の加速で、外国語教育の早期実施の期待が高まった結果、英語は2020年度、公立小学校で5年生から「教科」扱いとなり、通知表で成績が出されるようになりました。
特に東京都は官公庁や大企業の本社が集中していることから、英語教育を始めとするグローバル人材育成を目指した公教育の推進が行われています。
東京都では2006(平成18)年度から小学校での英語教育に向けた指導方法研究を独自に行い、中核教員の養成など、段階を踏んで2020年度の教科化に向けて準備をしてきました。
しかし小学校で習った英語を、中学校までスムーズに継続・発展させることは決して簡単ではありません。
そのため東京都は2015年度と2016年度、
・目黒区
・世田谷区
・荒川区
・町田市
・日野市
・東村山市
・福生市
・羽村市あきる野市
・西東京市
の計10地域を英語教育推進地域に指定し、英語教育の支援を実施。カリキュラム開発やICT活用の研究を行ってきました。
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