座って通勤できる「始発駅」 東京23区で探してみた
2020年12月19日
ライフ朝の通勤時間帯に座れるなど、何かと便利な始発駅。そんな都内の始発駅について、住宅評論家の櫻井幸雄さんが解説します。
勤め人に人気の始発電車
近年、始発駅の人気が高まっています。始発駅であれば、朝の通勤時間帯も座ることができ、座れば仮眠をとったり、スマートフォンでゲームを楽しんだり、仕事のメールを打ったりできます。
私(櫻井幸雄、住宅評論家)は朝の6時台や7時台にメールを受け取ることがあり、「ずいぶん朝早くから出社しているんだな」と感心していました。しかしあのメールも通勤電車のなかで打っているのではないかと思い当たり、今度は「時間の使い方が上手だ」と感心するようになりました。
時間の使い方上手になるには、始発電車を利用しやすい駅に居を構えるのもひとつの手段。それも始発電車の本数が多く、無理なく利用できる駅が理想です。

始発駅のひとつ手前(都心寄り)の駅からの定期にもかかわらず、始発駅まで下って始発電車を利用するために折り返し乗車をする――この行為は無賃乗車の区間が生じ、許されません。
しかしそうする人が増えたため、「折り返し乗車禁止」のポスターを出したり、盛んにアナウンスしたりする郊外駅もあります。それほど多くの人が始発電車に乗りたがっているということでしょう。
この始発駅を23区内で探すと、実はたくさんあります。東京駅や新宿駅、渋谷駅では、多くの路線で始発電車が出ますが、下りの始発電車。都心のオフィスに向かう勤め人は、朝の通勤時間帯に利用できません。
23区内で山手線ターミナル駅に向かう、つまり上りの始発電車を利用できる駅は、そんなに多くないのではと思えます。多くの上り始発電車は23区の外、東京市部や神奈川県、埼玉県、千葉県の駅から出ることになりがちだからです。
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