タピオカミルク、チーズティーの次は? 東京で進化を遂げる「お茶ブーム」に迫る
2020年7月16日
ライフタピオカミルクティー、チーズティーなどのお茶ブームに続いて注目されているのが「おお茶 × 酒」のコラボです。フリーランスライターの小川裕夫さんが解説します。
陰りが生じたタピオカブーム
2019年の新語・流行語大賞のトップ10にノミネートされた“タピる”は、「タピオカミルクティーを飲むこと」を意味する新語です。

流行発信地でもある原宿から女子中高生を中心に広まったタピオカは、社会全体を動かすほどの一大ムーブメントにもなりました。
しかし2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、繁華街から人出は消失。タピオカブームにも陰りが生じています。
ただタピオカブームが失速したのは、新型コロナウイルスだけが要因ではありません。そもそも流行は移ろいやすいものであり、流行に敏感な女子中高生は新しいトレンドへ心を移しやすいのです。それは、今に始まった話ではありません。
チーズティーのベースは「お茶」
そんな中、新たなトレンドとして注目されているのがチーズティーです。タピオカ同様に、原宿のカフェではチーズティーをメニューに加える店が急増しています。

流行に伴ってタピオカの飲み方・食べ方はバリエーションを増やしましたが、それでもタピオカはミルクティーに大粒のタピオカを投入して飲むスタイルが一般的でした。
一方、流行の兆しを見せているチーズティーは、お茶の上にクリームをトッピングしたドリンクです。お茶をベースにしているとはいっても、そのお茶は緑茶・紅茶・ウーロン茶・抹茶・フレーバーティーなど自由。そのバリエーションが幅広いことも、人気に火をつけています。
そうしたお茶にバリエーションも豊富ながら、トッピングするチーズのバリエーションも多く、そのために店ごとに味が大きく異なります。
いくつもの味を楽しむことができることも、チーズティーを人気にしている要因のひとつです。もちろん、チーズティーにタピオカをトッピングすることもできます。
コンビニ業界からは早くも熱い視線が注がれています。コンビニ大手のセブン-イレブン・ジャパン(千代田区二番町)は、すでに2019年11月からチーズティーを販売。ローソンは、6月16日(火)からマチカフェ展開店舗でチーズティーの提供を開始しました。
タピオカ、そしてチーズティーと長期的な「お茶ブーム」になりそうな気配ですが、一方でお茶業界は危機に直面しています。

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