有楽町駅の地下通路に「プールの腰洗い槽」が出現? 衝撃のタネ明かしも、ツイッター5000いいねの大喜利状態

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有楽町駅の地下通路に「プールの腰洗い槽」が出現? 衝撃のタネ明かしも、ツイッター5000いいねの大喜利状態

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あっと驚く衝撃の場面、感心させられる発見や豆知識、思わず涙を誘う感動の出来事……。SNS上では毎日、新鮮な話題がいくつも発信されてます。そのなかから「東京」に関連するものを厳選してご紹介します。

東京の街はダンジョン

 地上も、地下も、いくつもの道路や通路が複雑に入り組んで、しばしばラビリンス(迷宮)やダンジョン(地下牢〈ろう〉)などに例えられる東京の街。

 なかでも新宿や渋谷は、その代表格として挙げられることの多い最たる例でしょう。

 今回発見されたのは「謎の階段」。場所は、JR・東京メトロ有楽町駅(千代田区有楽町)などにつながる地下通路です。駅改札へと続く進行方向の左端に、5段だけ降りて数m進むとすぐ5段だけ上る、くぼみのようなスペースが設けられています。

プールの洗体槽? ゲームの退避場所?

 このスポットを撮影してツイッターにアップしたのは、都内在住の まこ立会人さん(@kagaho04)。

「有楽町のここ、いつ見ても意味わからん。プール前の消毒のやつかな?ってなる」

というコメントともに画像を7月21日(水)、投稿しました。

プールに併設されていた消毒槽にそっくりな謎の階段。有楽町の地下通路になぜ?(画像:まこ立会人さんのツイート)



 いわれてみればその形状は、かつて小中学校の屋外プールなどに必ず設置されていた、腰まで漬かる消毒用の洗体槽そっくりです。正式名称は「腰洗い槽」というらしく、ツイートを見たフォロワーたちからは

「完全にそれにしか見えない」
「駅の地下通路に腰洗い槽があるなんて。都会ってすごいねえ」

と真に受けたかのような反応が寄せられたり、さらには

「段差を利用して“敵”の弾を回避する場所や」
「ここクリア前に来ると開くらしいよな」
「深夜3時にとあるリズムを踏みながら階段を降りると地下通路が出現する」

など、ダンジョン・ゲームの世界になぞらえたようなリプライ(返信)が寄せられたりと、まさに大喜利状態。5000以上のいいねが集まりました(7月23日7時時点)。

 それにしてもこの階段、実際何のために設けられているのでしょうか。

知れば納得! のタネ明かし

 投稿した まこ立会人さんが画像について「(なぜわざわざ階段が設置されているのか)理由が分からないように撮っています」と“ヒント”を提示したことにより、ようやく謎階段の正体が判明しました。

 実は階段の頭上が一部分だけ低くなっており、天井から十分な高さを確保するためにわざわざ階段が設けられているのでした。

学校のプールなどに必ず併設されていた腰洗い槽、覚えていますか――? 2001年の「遊泳用プールの衛生基準」で、「洗浄設備としての足洗い場及び腰洗い槽」の項目は削除された(画像:写真AC)



「プールの腰洗い槽っぽさを出すためにわざと天井が写らないように撮影したのですが、このような『大喜利』が起こるとは予想外でした」

と、まこ立会人さん。

「ちょっとした地下道や浅草の地下街なども普段から好きなのでついつい写真を撮ってしまうこともあります」とも話しています。

 道路や通路が複雑に入り組む東京の街。まだまだ知られていない謎の一角が都市のなかに隠されているかもしれません。

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