暑い日のお供にぴったり ペットボトルはなぜ「500mlサイズ」で広まったのか
2020年5月25日
ライフ暑い日の水分補給に便利なペットボトル。そんなペットボトルはなぜ500ml製品が多いのでしょうか。ルポライターの昼間たかしさんが解説します。
増える「飲みきりサイズ」
東京のあちこちで見かける自動販売機は近年の進化が著しく、小銭を出さなくても電子マネーで買えるためとても便利です。JR東日本のエキナカにある自動販売機は、時間帯別の売り上げや購入場所などのPOSデータも収集しているそうで、まさに最先端の技術が詰まったものと言えるでしょう。

そんな自動販売機で売られているドリンクで最近、「飲みきりサイズ」が増えています。500mlのペットボトルは量が多すぎて、その場で一度に飲むには余ってしまうため、需要は高いのでしょう。
日本コカ・コーラ(渋谷区渋谷)はさらに一歩進んで、2020年からスーパーなどで流通するコカ・コーラのペットボトルを350mlと700mlのラインアップに切り替えています。ひとりで飲みきるときと、ふたりでわけて飲むときに適したのがこのサイズとのことです。
なぜ500mlが「飲料の標準」になったのか
ここでふと頭に浮かんだのは、なぜ500mlが「飲料の標準」になったのかということです。
かつて缶が主流だった時代は、200mlサイズが多数派だったのにも関わらず……そのようなわけで、350ml缶が流通し始めた頃は「同じ値段なのにお得だ」と思った人も多いのではないでしょうか。
350ml缶はアメリカ発祥ということもあり、かつては「アメリカンサイズ」と呼ばれていました。

これは缶ビールから当初始まったもので、ビール大手のキリンホールディングス(中野区中野)のウェブサイトでは、アルコール飲料の缶が350mlと500mlになっている理由をこのように解説しています。

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