もはや「焼き鳥」はおしゃれなデートアイテム? 鍵はカウンターと希少部位、都内最新事情に迫る
2020年3月25日
ライフもくもくした煙の中で食べるイメージがいまだ強い焼き鳥。そんな焼き鳥ですが近年、そのようなイメージを覆すような、デートにぴったりの店が増えているといいます。ホットペッパーグルメ外食総研・上席研究員の有木真理さんが解説します。
老若男女問わず愛されるメニュー
焼き鳥と聞くと「赤ちょうちんで煙もくもく」のイメージがあり、居酒屋でも定番中の定番メニューです。
2000~5000円程度の居酒屋使いでは、焼き鳥は「ゴールデンライン」。安い、うまい、気軽に行けるので、会社帰りの男性がネクタイを緩めて、ビールをぐびぐび飲みながら楽しむシーンが真っ先に思い浮かびますね。

そのほかにも、宴会やお友達同士のワイワイした飲み会、「おやじ」のカウンターひとり飲みなど、普段使いの飲食シーンに、焼き鳥は今も昔も欠かせない存在。また、子どもから年配者まで老若男女問わず、愛されるメニューです。
ハレの飲食シーンにも使える店が増えている
「国民食」と言っても過言ではないこの焼き鳥が今、大きく変化しているのです。
焼き鳥はコンビニなどで気軽に購入可能ですし、レシピ動画サイトなどを見れば、自宅で簡単に楽しむこともできます。そのような中食(市販の弁当や総菜を自宅などで食べること)・内食との差別化が求められる外食の焼き鳥が、今、進化しているのです。
外食は前述のようなシーンのほかにも、女子会やデート、接待などがありますが、このような「ハレ」の飲食シーンに普段使いの焼き鳥店はちょっと不向きかも知れません。

ところが今、ハレの飲食シーンにも使える、ひいてはわざわざ行きたい、ちょっと襟を正していきたいお店が増えているのです。
筆者(有木真理。ホットペッパーグルメ外食総研・上席研究員)は、焼き鳥店を「デート使いに最適な業態」と考えます。その理由とともに、昨今の焼き鳥事情も解説していきたいと思います。

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