渋谷の路地裏にはなぜ古い店が残っているのか? 東急「再開発構想」から考える
2019年12月17日
知る!TOKYO東急が打ち出す「広域渋谷圏構想」を通して、渋谷が本来持つ魅力を消費者経済総研 チーフ・コンサルタントの松田優幸さんが解説します。
「広域渋谷圏構想」とは何か
東急グループ(東急)が渋谷の街を広げています。東急は、建物を1棟ずつ建設しながら開発を継続。さらに、点(単体の建物) から面(広域エリア) へ広げようとしています。
近年、渋谷駅の周りには渋谷スクランブルスクエア(渋谷2)、渋谷ストリーム(同3)などのほか、渋谷キャスト(同1)や渋谷ブリッジ(東1)も誕生しています。これらはいずれも東急が開発した複合商業施設です。

しかし渋谷キャストと渋谷ブリッジは、渋谷駅の近くではありません。駅から徒歩約10分のため、少し遠い場所といえます。これらふたつの誕生により、渋谷は北と南へと街の広がりを見せています。
東急は、渋谷の街をもっと広げる「広域渋谷圏構想」を打ち出しています。徒歩10分圏どころか、さらに広域です。
ところで、「広域渋谷圏」とはどこを指しているのでしょうか? それは渋谷から半径2.5kmの、代官山や中目黒、恵比寿、原宿、表参道などを含むエリアです。
それらの周辺の街が、広域渋谷圏の「周辺拠点」です。東急は「周辺拠点」においても、魅力的な街づくりをしようとしているのです。

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