豊洲市場、抽選入場の見学デッキからマグロのせりはどう見える? 市場見学徹底ガイド
2018年12月21日
知る!TOKYO豊洲市場では2019年1月15日からまだ一般に開放していない見学デッキからマグロのせりを間近に一望できるようになります。築地よりずっと広くなった豊洲市場のマグロの卸売場。どんな風に見えるのでしょうか。「広くて迷う」との声も多い市場内の案内とともに紹介します。
一般の人は現在立ち入り禁止の見学デッキからせりを見てみた
開場より2か月が経過した豊洲市場。築地市場の面積が約23.1ヘクタールだったのに対して、豊洲市場は約40.1ヘクタール(東京ドーム約8個分)と2倍近い面積で、「広くて移動が大変」「迷子になった」との声を、買出人を含む市場関係者からも見学に訪れた人たちからも聞きます。

豊洲市場は見学ギャラリーや飲食店を設けていますが、あくまで飲食のプロ向けに生鮮食料品を供給する卸売場で、観光施設ではありません。そのためか市場内に見学者への案内が少なく、事前に下調べをして尋ねることをおすすめします。まずは豊洲市場の今を整理します。
・2018年に移転したのは築地市場内の事業者のみ。寿司屋や物販店舗も築地市場内にあった店だけが豊洲に移転。場外市場の店は、今も築地で営業しています。
・市場関係者以外の一般見学者は卸売場にも仲卸売場にも立ち入ることはできません。
・マグロのせりが見られるのは開市日の午前5時半から午前6時半くらいまで(入荷量による)。朝5時から建物内に入ることができますが、一般駐車場は近くになく、ゆりかもめの豊洲駅発の始発に乗っても市場前駅到着は5時18分です。
・マグロのせりは水産卸売棟に設けられた見学ギャラリーからガラス越しに見られますが、より間近に見られる「見学デッキ」は2018年12月現在、一般開放していません。2019年1月15日(火)から事前申し込みの抽選により、人数限定で入れるようになります。
・飲食店は 1か所に集まっているのではなく、3つの棟に分散されています。
上記4番目に挙げた、抽選で入れる見学デッキに筆者は取材目的で立ち入りが許可され、せりを見ました。どんな風に見えるのか、豊洲市場の案内とともに紹介します。
まず、見学デッキへの行き方を案内します。

豊洲市場で見学者が訪れることのできる建物は、水産卸売場棟、管理施設棟、青果棟、水産仲卸売場棟の4つです。水産卸売場棟への市場前駅からの行き方は、改札を出てまっすぐ行くと突き当たりに案内板があり、左手に進みます。

進んで行くと、途中で通路がふた股に別れますが、左は青果棟へ行く通路なのでまずはまっすぐ歩いて行きましょう。その行き止まりの左手に管理施設棟の入口があります。管理施設棟は、水産卸売場棟と渡り廊下でつながっています。
管理施設棟内に入ると、そこは銀行や飲食店などが入っている3階です。

飲食店については、後述します。せりが終わってしまわないよう、ここでお寿司の誘惑に負けずに通り過ぎ、「水産卸売場棟見学ギャラリー」の案内に沿って見学通路を進んで行きましょう。そして、長い渡り廊下を進むと水産卸売場棟入口に到着。エントランスホールを通り過ぎるとせりの見学ギャラリーがあります。ガラス越しに1階の卸売場を見下ろします。

見学デッキへのアクセスは、見学ギャラリーの一番奥にあり、入口前に警備員さんが立っています。許可を得た人だけがそこの階段を降り、見学デッキに入ることが可能です。
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