アリ?ナシ? 辞めた会社に「出戻り就職」 約6割が「戻りたいと思ったことがある」の意外さ、いったいなぜ?

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アリ?ナシ? 辞めた会社に「出戻り就職」 約6割が「戻りたいと思ったことがある」の意外さ、いったいなぜ?

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ビースタイルが行った「出戻り就職」に関するインターネット調査で、一度退職した会社に復帰したいと思ったことがある女性が約6割いることがわかりました。いったいなぜでしょうか。

「辞めてから元の会社の良さがわかった」

 主婦に特化した人材サービス「しゅふJOB」を運営するビースタイルが同サービスに登録する働く主婦744人を対象に行った「出戻り就職」に関するインターネット調査で、一度退職した会社に復帰したいと思ったことがある人が約6割に上ることがわかりました。またその理由について、退職後に元の会社の良さがわかったと答えた人は約4割との結果となりました。

ビジネス街のキャリアウーマンのイメージ(画像:写真AC)



 調査は2019年5月22日(水)から2019年5月31日(金)まで実施されました。

 調査の結果、一度退職した会社に復帰したいと思ったことが「ある」は56.2%で、その理由のトップは「辞めてから元の会社の良さがわかった」で39.2%でした。以下、寄せられた回答のランキングです。

1位:辞めてから元の会社の良さがわかった(39.2%)
2位:育児で退職したが、子どもの手が離れた(26.1%)
3位:元の会社から復帰要請があった(19.9%)
4位:その他(18.2%)
5位:他の就職先が見つからなかった(13.9%)
6位:希望する求人が偶然元の会社だった(7.9%)
7位:家族の介護で退職したが、事情が変わった(7.4%)
8位:配偶者の転勤で退職したが、事情が変わった(6.5%)

 3位の「その他」の具体的な内容は、次のとおりです。

・業務内容は好きだったが人間関係で、辞めた。原因の人間も辞めたのなら復職したい(40代派遣社員)
・今なら、また違った気持ちでできそう(40代派遣社員)
・社内結婚だったので退職せざるをえなかった。本当はもともとやめたくなかった(40代パート/アルバイト)
・今年定年退職をして環境が良かった(60代無職)
・ずっと勤めていたかったが派遣だったから(40代無職)
・景気が悪くなり、パート全員解雇になったから、景気が良くなってまた採用できるようになったらまた行きたい(50代パート/アルバイト)
・辞めたくて辞めたわけではないので(40代派遣社員)
・給料が良かったから(30代パート/アルバイト)
・他の仕事を探すより手っ取り早かったから(30代パート/アルバイト)
・何となく思い出しただけ(30代SOHO/在宅ワーク)
・辞めた理由が離婚で職場の問題ではなかった(20代無職)
・自分のスキルが上がり、再度貢献したいと思った(60代パート/アルバイト)
・慣れた仕事内容だと復帰しやすいから(40代パート/アルバイト)
・会社の状況が変わった(悪いところが良くなった)と聞いたから(50代パート/アルバイト)
・雇用形態が変わっての業務なら家事と両立出来るかと考えた(40代派遣社員)
・仕事の内容が好きだった(50代契約社員)
・歳を取り就職難になり経験を活かしたい(50代パート/アルバイト)
・怪我のため、泣く泣く辞めたので(60代無職)
・出産しても育休をとり復職する気でいたが、夫の強烈な反対で断念したので未練が大いにある。チャンスがあればまたその会社で働くつもり。今は別の仕事をしてチャンスを待っています(50代パート/アルバイト)
・元いた会社が合併で大きくなり、福利厚生と給与待遇が変わったので(40代無職)

 そのほかにも、実際の復帰については、復帰したしたことは「ない」が76.6%、復帰するなら「その会社に在職中の元上司に相談する」が40.5%と、さまざまな声が寄せられました。

 今回の結果を受けて、しゅふJOB総研所長の川上敬太郎さんは「退職に対する働く主婦層の意識は柔軟で、退職を会社との永遠の別れと捉える考え方は時代にそぐわなくなってきているのかもしれません」と指摘しています。

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