プロによる家事代行、首都圏で人気上昇中 「整理整頓」や「作り置き」に高いニーズ

2018年10月31日

ライフ
ULM編集部

女性の社会進出や共働き世帯の増加にともない、注目を集める家事代行サービス。しかし近年、そのニーズが変わってきているといいます。いったいなぜでしょうか。


うまくいかないと感じる家事、1位は「掃除」

 近年、共働き世帯が増えています。総務省統計局の調査によると、2007年時点では全国の女性の69.3%が何らかの仕事をしているのに対し、2017年では78.5%と、その比率は年々高まっています。

仕事と育児の両方をこなす女性のイメージ(画像:写真AC)

 育児をしている東京都の女性の場合でも、2017年時点で6割以上の人が仕事をしているといいます。
 
 背景には、幼稚園をはじめとする育児基盤や企業の育休制度などが整備されたことに加え、女性の就業意識の変化があるといわれています。

全国の女性の労働力人口比率の推移(画像:総務省統計局の労働力調査年報を元に、ULM編集部で作成)
全国と東京の育児をしている女性の有業率(画像:総務省統計局の就業構造基本調査を元に、ULM編集部で作成)

 一方、大日本印刷の生活者トレンド予測「消費のきっかけ2018」によると、既婚女性の約7割が家事について「思うようにいかない」と考えていることが明らかに。

 なかでも特に「掃除」が課題に挙げられています。同社はこの理由について、「毎日積み重ねる作業は『他に誰もやらない』『自分の役目だと思っている』などの意識」が背景にあると分析しています。

全国の既婚女性が改善したいと感じていること(画像:大日本印刷「消費のきっかけ2018」をもとに、ULM編集部作成)

 そんななか、掃除などの家事を手助けしてくれる「時短」家電へのニーズが高まっています。2016年10月末には、日本におけるロボット掃除機「ルンバ」の累計販売台数が200万台を突破しました。

アイロボット社が販売するロボット掃除機「ルンバ」(上)と床拭きロボット「ブラーバ」(画像:アイロボットジャパン)

 同製品を販売するアイロボット社の日本法人・アイロボットジャパン(新宿区)も、アンケート調査を2018年8月に発表。全国の既婚女性が「一番嫌い」と考えている家事が「食事の支度」と「掃除」であることが分かりました。

全国の既婚女性が一番嫌いと考えている家事(画像:アイロボットジャパンの「日常の家事に関する意識調査」をもとに、ULM編集部作成)

 これらのことから、現在ではより多くの女性が「掃除」と「料理」について改善を求めていることが浮かび上がってきます。

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