夫婦喧嘩する暇があったら、子どもの関心事を知るべし! そうすれば「やる気」のある子どもが育つ
2019年7月23日
ライフやる気のある子どもを奪う親の「3大NG言動」について、元塾講師で、子どもの教育問題に幅広く携わってきたライターの中山まち子さんが解説します。
子どものやる気を奪う3大NG言動とは
子どもが勉強する気がなくて心配だ――。このようなことで悩む親御さんは少なくないでしょう。ということで今回は、子どもから「やる気」を奪う親の「3大NG言動」と、子どもの力を伸ばす親の「特徴」をご紹介します。

まず、3大NG言動ですが
・子どもへの無関心
・子どもへの過干渉
・子どもの前での夫婦喧嘩
が原因となります。それでは、ひとつずつ説明していきましょう。
●子どもへの無関心
親が子どもに無関心であると、子どもは「どうせ頑張っても見てくれない」と否定的にに捉えるため、向上心は芽生えません。「本人に任せる」という、放任主義で育てられた子どもも同じです。
親が子どもの学校生活について聞かなかったり、宿題の確認をしなかったりすると、「やってもやらなくても同じ」とあきらめにも似た境地になり、楽な方へ楽な方へと流されていきます。そして、何に対してもやる気を出さなくなってしまうのです。
●子どもへの過干渉
一見無関心とは対照的な、過干渉な親も子どものやる気を奪います。親がすべてのことにおいてお膳立てをして、敷いたレールを歩かせてしまうと、子どもの自立心が育つチャンスを失います。
過干渉な親ほど子どもの成績を気にし、同級生とよく比較します。このような親は成績や習い事の成果など、カタチとして残ることばかりに意識を向け、自らの意のままに子どもを育てようとするのです。
しかし、子どもはそのような親の気持ちを敏感に察知します。「周囲の目を気にして自分の努力を見てくれない」と感じ、そのやる気はそぎ落とされていくのです。
●子どもの前での夫婦喧嘩
子どもの前で夫婦喧嘩をすると、安心できるはずの自宅で落ち着くことが出来ず、精神不安定な子どもになってしまいます。身近な人同士がいがみ合い、罵り合うのを見て育つと、喧嘩をさせないよう、子どもは自分を演じるようになります。自分の考えを犠牲にし、何とか丸く収めようとするので、自分のしたいことを上手く表せなくなるのです。
子どもにとって、親は心のより所です。そのような親が夫婦喧嘩を始めると、「自分は何のためにいるのだろう」と自己否定に陥り、絶望的な気持ちを抱いてしまうのです。

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