おみくじはハトの形 都内最古の富士塚も! 千駄ヶ谷のパワースポット鳩森八幡神社

2018年9月19日

お出かけ
ULM編集部

国立競技場の近くにひっそりと佇むパワースポット「鳩森八幡神社」。名前の中に「鳩」が住んでいる同神社のおみくじはキュートな鳩の形。絵馬、御朱印も鳩で彩られています。


紐に結ぶとさらにかわいい「鳩みくじ」

「おみくじの愛らしさ」と「都内最古の富士塚」。その2つを併せ持った神社があります。

 場所は渋谷区千駄ヶ谷の「鳩森八幡神社」。名前の中に「鳩」がいるこの神社のおみくじは、思わず「かわいい!」と声が出てしまいそうな鳩の形をしています。

鳩みくじはご社殿脇の社務所にある。なお公園でよく見かける鳩はグレーだが、こちらの鳩は白い鳩(2018年7月、高橋亜矢子撮影)

 紐に結ぶとまるで木の枝に止まる鳩のよう。

結ぶとさらにかわいさ極まる鳩みくじ。でも、結ばずに持ち帰りたくなるかわいさでもある(2018年7月、高橋亜矢子撮影)

 開くと内側にも鳩が。おみくじ結果の右脇にちょこんと留まっています。

吹き出しの中には、鳩からの「お言葉」が(2018年7月、高橋亜矢子撮影)

 かわいいのはおみくじだけではありません。絵馬にも二羽の白い鳩が描かれているほか、鳩モチーフのお守りも。御朱印にも、鳩の印が押されます。

白い鳩二羽が描かれた絵馬(2018年7月、高橋亜矢子撮影)
御朱印。左側にあるのは、富士塚内にある浅間神社の御朱印(2018年8月、高橋亜矢子撮影)

 そんな同神社の由来は、神社の上方の空に良いことが起こる予兆の雲「瑞雲(ずいうん)」が湧き、その雲のところから白い鳩が何羽も飛んでいったことだといわれます。創建は860(貞観2)年。今から1150年くらい前のことです。

 歴史のある神社ですが、東京大空襲でその大部分が焼け野原となってしまったことも。戦火を逃れたのは、3本の銀杏の木と富士塚だけだったといいます。

第二次世界大戦の戦火のなかを生き伸びた大銀杏の御神木(2018年7月、高橋亜矢子撮影)

都内最古の富士塚も! ご利益は美容関連

 富士塚とは、いわば富士山の「ミニチュア版」です。同神社にある「千駄ヶ谷の富士塚」は、東京都内に現存するものとしては最古の富士塚で、つくられたのは1789(寛政元)年。江戸幕府は11代将軍、家斉(いえなり)の時代です。

東京都の有形民俗文化財にも指定されている「千駄ヶ谷の富士塚」。詳細が描かれた図が入り口付近にある(2018年7月、高橋亜矢子撮影)

 古くから富士山への信仰が厚い日本では、江戸時代にも富士山信仰が流行りましたが、当時、富士山は女人禁制。県をまたいで行き来するような交通手段も乏しく、本物への登山が叶わない人も多かったといいます。そんななか、身近で気軽に登山するためにつくられ、親しまれていたのが富士塚です。

富士塚。山頂近くにのみ、本物の富士山の溶岩が置かれている(2018年7月、高橋亜矢子撮影)

 千駄ヶ谷の富士塚の標高は約6メートルから7メートル。富士山の標高と比べて約3770メートルも背が低いですが、富士山に登ったのと同じご利益があるといわれています。

別の角度から見た富士塚。取材時は夏だったため、歩いているとセミの鳴き声が聞こえてきた(2018年7月、高橋亜矢子撮影)

 交通の便がよくなった現代でも、身近で富士登山の擬似体験ができて、ご利益まであるのはありがたいところ。7、8分くらいでするっと登山できてしまいます。ただしヒールのある靴やサンダルは、すべりやすいので注意が必要です。

山頂付近からの景色。今渋谷区にいるという事実をちょっと忘れそうになる景色(2018年7月、高橋亜矢子撮影)

 なお富士塚には、浅間神社の神様・木花咲耶姫(コノハナノサクヤビメ)がご鎮座しており、美容や子育てなどにご利益があるといわれています。

多彩な「ご利益」、勝利祈願、商売繁盛から将棋の上達まで


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