週2日限定、狭い店内。でも大人気! 西新橋「錠前屋珈琲」、焙煎体験で学ぶプロの技

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週2日限定、狭い店内。でも大人気! 西新橋「錠前屋珈琲」、焙煎体験で学ぶプロの技

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コーヒー豆の焙煎方法を手取り足取り教えてくれるという、コーヒー好きにはたまらないお店が西新橋にあります。運営するのはキーコーヒー。コーヒー本来の魅力と楽しみ方を伝えるのが目的だといいます。

来店客の約8割が女性

 虎ノ門と新橋を結ぶ通称「新虎通り」に2018年5月オープンした「CRAFT SHARE-ROASTERY 錠前屋珈琲」が、女性を中心に話題を呼んでいます。

「CRAFT SHARE-ROASTERY 錠前屋珈琲」で焙煎されたコーヒー(画像:キーコーヒー)



 運営はレギュラーコーヒー大手のキーコーヒー(港区西新橋)。同店の大きな特徴は、コーヒー豆のプロ「ローストマイスター」からレッスン形式で焙煎ノウハウを学べること。同社のオリジナル焙煎機を1時間単位で借りることもできます。

 これらのサービスは基本的に金曜と土曜の2日間限定(月曜から木曜までは物販のみ)で、最寄駅からも距離があるため、これまで穴場スポットとして知られていた同店ですが、トレンドに敏感な女性たちが集まり、来店客の8割を女性が占めるまでになりました。

「CRAFT SHARE-ROASTERY 錠前屋珈琲」の外観(画像:キーコーヒー)
小さな店内スペースだが、ガラス張りの明るい雰囲気(画像:キーコーヒー)
左側が、キーコーヒーの長年培ってきたノウハウがプログラミングされた、オリジナル焙煎機「プロスター」(画像:キーコーヒー)

 店内の面積はわずか5.35坪(約18平方メートル)と、「大人数人が入ると、ぎゅうぎゅうになってしまうほど」(キーコーヒー)。それに加えて、焙煎レッスンや焙煎機の貸し出しなどの予約の受付も、キーコーヒーのウェブサイトからのみということも、同店の「特別感」「プレミアム感」に拍車をかけています。

2時間8000円で「焙煎レッスン」

 同店一番の目玉である焙煎レッスンでは、「ローストマイスター」がプロの焙煎技術を手取り足取り教えてもらえます。ローストマイスターとは、焙煎技術のほか、コーヒー豆の原料や周辺機器の知識に長けたキーコーヒーの社員のことです。

店内でコーヒーに関するさまざまなアドバイスを行ってくれるローストマイスター(画像:キーコーヒー)

 レッスンでは、まず店内に置かれたコーヒーの生豆から2種類を選び、焙煎機に火入れを行い、生豆を投入します。豆のなかの水分を蒸発させて、焙煎機のなかからパチパチと豆がはぜる音が聞こえ始めたら、豆の性質に合わせて温度を調整。
 
 続けて、焙煎機に取り付けられたスプーンで豆の色を細かくチェックしながら、豆のはぜる音や香り、煙の出方などに注意を払いながら焙煎作業を行っていきます。レッスンではこれらの行程について、ローストマイスターがひとつずつ解説してくれるため、体系だった焙煎方法を学ぶことができます。

焙煎レッスンの様子(画像:キーコーヒー)

 レッスン終了後は、焙煎したてのコーヒーをその場で飲めるほか、自分で焙煎したコーヒー豆と錠前屋珈琲オリジナルのトートバッグをお土産としてもらえます。

「焙煎直後の豆で作ったコーヒーと、少し時間を置いた豆で作ったコーヒーとでは味も風味もまったく異なるので、自宅でその違いを楽しんでほしいですね」(キーコーヒー)

 気になる価格ですが、焙煎レッスンは2時間で8000円(2人まで)。焙煎機の時間貸しは1時間3000円から。同店ではそのほかに、店内の生豆をローストマイスターに焙煎してもらう「注文焙煎」(250g1000円から)や、ハンドドリップやエスプレッソなどの抽出セミナー(1時間3000円)も行っています。

焙煎されて冷却ケースに入れられたコーヒー豆(画像:キーコーヒー)

 なお、店内の物販で購入できるコーヒー豆は約10種類で、現在は「グァテマラ・カルモナ農園」「マンデリン レイクタワール」「エチオピア イルガチェフェG1」などを置いています。

 キーコーヒーは2020年に創業100周年を迎えることもあり、担当者は同店を通じて「コーヒーの本来の魅力と楽しみを伝えたいです」と話しています。

●CRAFT SHARE-ROASTERY 錠前屋珈琲(クラフトシェアロースタリー じょうまえやこーひー) 
・住所:東京都港区西新橋2-34-3号先
・交通アクセス:銀座線「虎ノ門駅」から徒歩10分
・営業時間:11:30~20:00
・営業日:金曜日、土曜日(月曜日から木曜日は物販のみ)
※焙煎レッスンなどの体験や、焙煎機時間貸しは要予約。開催の1週間前までにキーコーヒーのウェブサイトにある申込フォームから希望日時、人数を記入して送信

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