急成長の傘シェアリング、24歳の若き社長を支える「おおらかな国際感覚」とは

2019年6月27日

ライフ
ULM編集部

昨年末に営業を開始して以来、需要が伸び続けている傘のシェアリングサービス「アイカサ」。運営するNature Innovation Group代表取締役の丸川さんに話を聞きました。


大学を中退して起業

 近頃、マスコミでもよく取り上げられている雨傘のシェアリングサービス「アイカサ」。東京と福岡で展開されており、見聞きしたことのある人も多いと思います。

 サービス内容は、街中に設置されシェアリング用スポットで傘をレンタルでき、好きなスポットに返せるという仕組み。都内では現在、渋谷、上野、品川を中心に100か所にスポットが設置されています。

 現在、都内でさまざまなシェアリング事業が展開されていますが、傘のシェアリングサービスは日本初。運営するNature Innovation Group(渋谷区渋谷)の代表取締役、丸川照司(しょうじ)さんに話を聞きにオフィスを訪れました。

Nature Innovation Group代表取締役の丸川照司さん(2019年6月、宮崎佳代子撮影)

 同社は現在、渋谷でシェアリングオフィスを利用しています。机と机の間にゆったりとスペースをとった広々としたオフィスの一角で、丸川さんはパソコンに向かっていました。第一印象は「若い」ということ。現在24歳で、アイカサを始めるために大学を3年の時に中退したそうです。

「傘のシェアリングをやろうと思った時に、これ以上、大学を続けても何かが大きく変わることのない時代だと考え、中退して起業することを選びました」(丸川さん)

 起業メンバーは、友人ひとりと、クラウドファウンディングのサイトで傘のシェアリングをやろうとしている人を偶然に見つけ、声がけして3人でのスタート。まず、10年ほど前に行われていた「シブカサ」の提携店への聞き込みから開始したそうです。シブカサとは、学生の有志グループが渋谷でビニール傘を回収し、デザインに手を加えて提携店で無料レンタル傘として貸し出すというサービス。その利用状況などを調べて回ったそうです。

 そしてベンチャーキャピタルなどからの出資調達を得て2018年12月から同サービスを開始。東京と福岡合わせて50か所のスポット設置からスタートし、半年で200か所に増えました。当初用意したシェアリング用の傘の本数も、1000本から5000本(ストック分含む)までに増加。そのうち、東京に設置しているのは3000本だそうです。

 傘はビニール傘ではなく、傘骨や生地のしっかりしたものを特注。使用する傘に貼り付けられたQRコードを、アイカサのアプリで読み取ると暗証番号が送られてきます。その番号を傘の柄に取り付けられた暗証ロックに合わせると、ロックが解除されて傘を開けるようになっています。

 丸川さんがこの事業を始めた発端は、「中国」にあったそうです。

ビニール傘の購入額は400億円、「ニッチといえ魅力的でした」


1本3000〜4000円、頑丈さにこだわったアイカサの傘(6枚)

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