「3か月 50万円」で短期習得、スパルタ英会話とは何か?

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「3か月 50万円」で短期習得、スパルタ英会話とは何か?

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アーバンライフトーキョー編集部

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3か月の短期集中講座で、英会話を身につけるためのレッスンを行う「スパルタ英会話」。名前のごとく、スパルタな授業が展開されているのでしょうか。伺ったところ、語学の習得は簡単ではないと理解するとともに、きめ細かい指導内容に驚愕しました。

カリキュラムの監修を行うのは、幸福学の第一人者

 決心したことが長続きしない。やる気満々で入会したジムや習い事から、徐々に足が遠のき幽霊会員になってしまった。そんな経験を持つ人は、少なくないのではないでしょうか。

 モチベーションを維持するのは難しい――。ですが、残念ながら、維持しないと叶えられない目標はたくさんあるように思います。例えば英会話。母国語以外の言語をマスターし、会話できるようになるには、それ相応の努力が必要です。

 そんな英会話を、3か月短期集中で身につけるためのレッスンを行う場所がありました。その名も「スパルタ英会話」(新宿区新宿)です。

「スパルタ英会話」のレッスンの様子(画像:スパルタ英会話)



 2014年に新宿校を開講したのち、2018年12月には自由が丘校を、2019年5月には銀座校を開校した同校。カリキュラムの監修を行うのは、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司さんです。脳科学やロボットの研究を経て、理工学や心理学、社会学、哲学など、分野を横断して研究。幸福学の第一人者ともいわれています。

「スパルタ」という名前から、非常にハードな印象を受けますが、一体どんな仕組みなのでしょうか。話を聞きました。

1日2時間は、学習時間が必要。それをサポートする「通い放題」

 話を聞かせてくれたのは、代表取締役の田井譲(たい ゆずる)さん。「ひとつの言語を習得するとなると、どうしても『分量』は不可欠です。『習慣化すること』や『精神力』も必要になります。ですが、精神力を長期的に維持するのは難しい。だからこそ、短期間での習得を目指しています」と話します。

マンツーマンレッスンとグループレッスンに通うことが可能(画像:スパルタ英会話)



「生徒さんには、『1日2時間は、学習時間を確保してください』と伝えています。2時間と聞くと、長く感じる人もいるかもしれません。ですが例えば、15分の学習を4回繰り返したり、10分の学習を6回繰り返したりすれば、合計60分になります。働きながら習得するとなると、なかなかまとまった時間がとれないとは思いますが、スキマ時間を使いながら、トータル2時間分、学習すれば良いのです」(田井さん)

 2時間の学習時間の内訳は、大きく分けるとふたつ。生徒が個人で学習する時間と、レッスンへの参加です。ネイティブ講師と直接話せるグループレッスン(1回50分)は「通い放題」。もちろん週7日通うことも可能なのだとか。

「弊社ではグループレッスンについて、『時間のある方は、いつまでも。忙しい方は、いつでも』と話しています。学生さんですと、1日5~6時間くらいずっといらっしゃることもありますね」

 加えて、マンツーマンレッスン(50分)、オンラインレッスン(25分)も、それぞれ週2回受講が可能。さらに、専属のコンサルティング担当(日本人)による、学習コンサルティング(50分)も2週間に1回行われます。

「日報が滞ると、担当からLINEが来ます」

 学習コンサルティングでは、徹底した学習管理が行われるといいます。具体的には、それぞれの「達成したい目標」に合わせ、最適な学習方法を探り、それを基に取り組んだ結果を検証し、次の対策を練るのだとか。まさに、業務の改善に使う手法「PDCAサイクル」を回している状態です。さらには、極めて密なやり取りも。

毎週、専属のコンサルティング担当者と、じっくり話す時間が設けられている(画像:スパルタ英会話)



「生徒とコンサル担当は、LINEを交換します。何かあったらすぐ相談が可能なほか、生徒は、毎日LINEで、その日学習した内容を『日報』として送ることになっています」

 つまり、日々の学習目標が達成できているかどうかは筒抜け。「もし、日報を送らなかった場合はどうなるのですか?」と聞いたところ「コンサル担当から連絡がいきます」との答えが。

「レッスンを休んだ場合にも、担当からLINEで連絡がいきます。応答がなかった場合には、何度か連絡を繰り返しますが、それでも反応がなかったら、電話を入れるなどします」

 その徹底した姿勢に、一瞬震えあがりましたが、よくよく考えると、これは極めて手厚い対応と気づきました。始めたのは自分。費用を出しているのは自分。レッスンに行かなくなったことで困るのも自分なのですから。

「我々が思う『ゴール』とは、英語の習得を通して、生徒さんたちが自らの希望を叶えることです。くやしい思いをしている人や、フラストレーションを抱えている人にとっても、問題解決の一端になれば良いとも思っています。お金が入金されれば良いというものではありません。必要がないと感じる人に、使ってほしいとは考えていません」

 実際のところ、「辛い」という理由でやめる人は少ないといいます。

「英会話」と「英語」の違いをどう考え、どう対処しているのか?

 ところで、日本人の英語学習は、スピーキングの機会が少ないとも言われますが、同社の思う「英会話」の習得法とは、どのようなことでしょうか。

「英会話は、学問というよりも実技と捉えています。どちらかといえば、体育や楽器を吹くことに似ていて、話せるようになるためには、実際に話すことが重要です。理屈で知っているのと、実践しているのとでは全く異なります」と田井さんは話します。

学問というよりは、楽器を吹くことに近いという(画像:写真AC)



 そのため、同校では、楽器でいうところの基礎練習のごとく、英文を何度も繰り返し発音する練習を自宅で行うよう、伝えているといいます。

「何度も口にして、発声することで、いざ人前でしゃべろうと思った時に、瞬発的に発せるようになる。野球で打席に立つのに、素振りの練習をしてからじゃないと、いきなり打てないのと一緒です」

 とはいえども、何がベストかはずっと考えているとのこと。運営を行いながら、随時ブラッシュアップを続けているといいます。例えば、コンサル担当とのLINEのやりとりも、4年前はなかったそうです。

 同校の受講料は45万円(別途入会金5万円。教材費不要)から。決して安くはありませんが、その分、受講者の覚悟も大きいものなのでしょう。まずはお試ししてみたい人のための「無料体験レッスン」も随時行われています。

 本当に叶えたい目標に対し、時間や労力をかけ、向き合う必要が生じた時、自分だけで頑張ろうとせず、手厚いサポートに後押ししてもらうのも、ひとつの有効な手段なのでしょう。

●スパルタ英会話 銀座校
・住所:東京都中央区銀座3-11-16 VORT銀座イーストビル7階
・アクセス:都営浅草線、東京メトロ日比谷線「東銀座駅」A7出口から徒歩0分、東京メトロ各線「銀座駅」A13出口から徒歩2分
・電話番号:03-6228-4948
・営業時間:平日10:00~21:00、土日10:00~18:00

●スパルタ英会話 新宿校
・住所:東京都新宿区新宿1-16-10 コスモス御苑ビル702号
・アクセス:東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」から徒歩2分、JR、京王、小田急線「新宿駅」から徒歩15分
・電話番号:03-6380-6657
・営業時間:平日10:00~21:00、土日祝10:00~18:00

●スパルタ英会話 自由が丘校
・住所:東京都目黒区自由が丘2-9-20自由が丘河津ビル2階
・アクセス:東急東横線、東急大井町線「自由が丘駅」から徒歩5分
・電話番号:03-6421-3551
・営業時間:平日13:00~22:00、土日10:00~18:00

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