鉄道王が創立 1年次から少数ゼミでみっちり鍛錬「武蔵大学」とはどのような大学なのか
2020年9月11日
ライフ西武池袋線「江古田駅」近くにキャンパスを構える武蔵大学。同大のウェブサイトには「ゼミの武蔵」との記載も。教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。
3学部8学科の中規模大学
練馬区にある西武池袋線の江古田駅は、西武池袋線の前身・武蔵野鉄道の株主だった初代の根津嘉一郎(初代)が1922(大正11)年に開校した旧制武蔵高等学校のために作られました。
当初は通学生が利用する朝夕の電車の仮停留所で、現在の江古田駅より西側に位置していました。
自身が創立した学校のために駅を設置するという剛腕ぶりを発揮した根津嘉一郎は、武蔵野鉄道や東武鉄道のほかにも20社以上の鉄道会社の経営に携わり、日本の鉄道網の発展に多大なる貢献をした「鉄道王」の異名を持つ実業家です。
戦後の学制改革により旧制高等学校を起源とする学校は武蔵高校、次いで武蔵中学に分かれ、1949年(昭和24)に大学が誕生しました。
武蔵大学(練馬区豊玉上)は緑豊かな江古田キャンパスに経済学部、人文学部そして社会学部の3学部8学科と2研究科を持ち、学部生は4490人(2020年5月1日現在)の中規模大学です。

中高完全一貫校の武蔵高等学校中学校と隣接する敷地内にありますが、付属学校制はとっていません。
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