この春、旅立つ若者へ――離島ならではの盛大な見送りシーンを描いた漫画「忘れがたい最高の門出」
離島に関する著書やサイトが人気の島旅イラストエッセイスト松鳥むう さんが、3月の父島で見られる「お見送り」について漫画を描きました。今年もまた別れの季節がやってくる 松鳥むう さんは国内100以上の離島を訪れていて『ちょこ旅小笠原&伊豆諸島かいてーばん』などの著書もある島旅イラストエッセイストです。数ある経験の中から「東京」の離島でのちょっと変わった日常や出来事を紹介する、アーバンライフメトロ・オリジナル4コマ漫画。今回のテーマは「父島、門出のお見送り」です。 松鳥さんの体験を描いた漫画のカット(松鳥さん制作)――松鳥さん、今回の作品を作った背景を教えてください。 3月はお別れの季節。それは、島ではさらに特別なコトなので。それをお伝えしたくて。 ――なんて温かいお見送り。島の人たちは「さよなら」ではなく「いってらっしゃい」と声を掛けてくれると聞きました。 私が小笠原諸島(父島 & 母島)に行っていたときは「また来いよ~!」だったかと。「いってらっしゃい」とお見送りするのは、北海道の礼文島の夏にも、港で見られる光景です。国内の離島の中でも、父島と礼文島のお見送りシーンは特別な感じですね。 ――進学や就職で島を離れる子はやはり多いのでしょうか。本当に忘れられない門出になりそうです。 父島には高校までしかなく、島内に就職できる仕事も限られてきます。なので、ほとんどの子が、高校卒業と同時に島を離れます。 ――2021年も、もうすぐ旅立ちの季節がやってきますね。 子どもたちの巣立ちもですが、3月末は、学校の先生や公務員関係の方々の異動もあるので、そのお別れのシーンに遭遇するコトもありますよ。旅立ちのシーンに出会えるのは、島ならではの3月の景色かもしれません。 ――この春、進学や就職の門出を迎える若者たちにひと言お願いします。 いろんなヒト、モノ、コトとの出逢いを楽しんでください♪ ――漫画の読者にひと言お願いします。 父島の通常のお見送りシーンのコトなども、また、別の機会に描けたらと思います。お楽しみに♪ ※作中の描写は、作者が訪れたときの出来事です。諸事情により現在は異なる場合もあります。
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