オタクvsキラキラ女子 仁義なきオシャレ雑誌の争奪戦を描いた漫画「ふふふ、何冊も買ってやるぜ」
飯田麻奈さんは、東京の「田舎」で暮らすイラストレーター兼絵本作家。そんな飯田さんが今回描くのは、「リア充雑誌に群がるオタク」です。オタク女子「布教したい」 飯田麻奈さんは、女性や子ども向けの作品を手掛けてきたイラストレーター・絵本作家で、現在「東京とは名ばかり」の、山や田んぼが広がる場所に住んでいます。そんな飯田さんが描くアーバンライフメトロ・オリジナル4コマ漫画、今回のテーマは、東京の「リア充雑誌に群がるオタク」です。 飯田さん自身の体験を描いた漫画のカット(飯田麻奈さん制作)――飯田さん、今回の作品の背景を教えてください。 この数年、アニメオタクと真逆のイメージがある「オシャレ雑誌」で、アニメや2.5次元舞台・ミュージカルの特集が組まれていて、オタクがこぞって買っているんですよ。しかも超人気のオシャレ雑誌ですから、写真の質が高くて何度も眺めてうっとりしちゃうんですよね~。 ――へぇ、そうなんですか。これは実体験でしょうか。 1か月程前のことですね。今回の雑誌は売り切れた店が多くて。発売日の深夜0時になった瞬間にコンビニで買う猛者もいますからね。私は朝早くに買ったのでラッキーでしたねぇ。 ――この女性は、いかにも「リア充」っぽい感じですね。 いつもおしゃれで、メイクもばっちり。すっぴんの日が無いぐらいの「リア充」っぷりです。私のようなオタクとは程遠い存在のキラキラ女子! ――今やオシャレ雑誌が、オタク向け特集する時代なんですねぇ。 ここ数年増えているみたいです。アニメのイケメンキャラが実体化して表紙を飾ったり、コーディネイトを楽しんだりしています。俳優さんたちはみんなアニメから飛び出てきたようなきれいな顔で、オタクじゃない人も見ていて楽しいのかなと勝手に思っていますよ。 ――ということは、もうオシャレ雑誌万歳って感じですね。 そうです。オシャレ雑誌よ、ありがとう! ――でも、基本はどこまで行ってもリア充向けの雑誌ですよね…… 「オタクにとって、リア充はファンタジーだよね」と言っている人がいました。私もその通りだと思います(笑)。 ――とにかく、イケメン好きなのは分かりました。でも買うのは1冊で十分じゃないでしょうか。 わたしも割と1冊で十分なタイプですが、本当に気に入っている本だと何冊も買ってしまうんですよ! 特に「布教用」に何冊も持っていると便利です。 ――リア充が雑誌を買えないで困っていますぞ。 なんかごめんなさい! ――最後に、漫画の読者ににひと言お願いします。 知人に「布教」して、新しい沼に引きずり込むのって楽しいですよね!
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