子どもの保護者の2割「夏休みの宿題必要ない」の衝撃、あなたは賛成?反対?
「休みだからこそできることをしてほしい」 親子向けの外出情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ(品川区西五反田)が12歳以下の子どもを持つ全国の保護者を対象に行った夏休みの宿題に関する調査で、約2割の人が「夏休みの宿題は必要ない」と答えていることが分かりました。 夏休みの宿題にもさまざまな声が寄せられるようになる時代に(画像:写真AC) 回答者は768人で、調査は2019年5月7日(火)から2019年6月3日(月)まで行われました。 回答は「絶対必要だと思う」「どちらかといえば必要だと思う」「あまり必要だと思わない」「全く必要だと思わない」の四択で、「あまり必要だと思わない」「全く必要だと思わない」を選んだ人が全体の15%となりました。 その理由として、「自分の関心あることに時間を使ってほしいから」が69%と圧倒的で、宿題などの決められた課題をこなすのではなく、自分の興味関心を自由に伸ばしていってほしいという意向が見られました。次いで ・外出や旅行など、休みだからこそできることをしてほしいから(48%) ・遊びなど、勉強以外のことをしてほしいから(44%) ・宿題の量が多すぎるから(37%) ・結局夏休み最後に駆け込みでやっているだけだから(36%) ・家事の手伝いなど、家にいるからこそできることをしてほしいから(34%) ・結局親が手伝うことになり意味がないと思うから(27%) ・宿題代行や販売されている自由研究などを利用する人がいて意味がないと思うから(23%) ・塾や習い事の宿題をやらせたいから(10%) ・その他(7%) が続きました。 女性や主夫「宿題を出して」女性や主夫「宿題を出して」 反対に、夏休みの宿題が必要だと思う人の理由は、「勉強する習慣がなくなるから」が79%とトップで、「習ったことを忘れてしまうから」という理由も62%と高い値となりました。このことから、学校の授業がない夏休み中、家で勉強しなくなってしまうことが懸念されており、勉強する習慣のためにも、宿題を出してほしいというのが保護者の意向であることが垣間見えます。そのほかの理由は ・子どもが時間を持て余すから(41%) ・2学期の学習の準備になるから(40%) ・夏休み中に苦手科目の克服をさせたいから(23%) ・その他(4%) などでした。 今回の結果を受けて、調査を行ったアクトインディは、 「女性や専業主婦/主夫、パートタイム勤務の保護者が、男性や会社員/公務員よりも『宿題として出してほしい』という意見が多いという特徴がありました。家にいる時間が比較的長い保護者は、子どもが夏休みに時間を持て余しているのを目の当たりにする機会が多く、とにかく毎日ルーチンでやらせる課題を宿題として出してほしいというニーズがより強いのかもしれません」 としています。
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