外資系秘書が教えてくれた、センスがきらりと光る東京の手土産3選
お取引先への手土産や、ちょっとしたお礼に差し上げるものって、悩みますよね。手土産選びのスペシャリスト・外資系秘書に、ビジネスシーンで喜ばれる手土産を教えていただきました。東京で見つけたセンスがきらりと光る銘品や、ほっこり和んでいただけるスイーツを3点ご紹介します。贈る側も受け取る側もうれしくなる、東京で見つけた手土産 自分のことを考えて選んでくれた贈り物は、もらった瞬間にわかります。ビジネスシーンでも、心づかいが伝わる手土産を差し上げたいものです。 筆者の友人にプレゼントの達人がいます。彼女は外資系秘書として、日ごろから相手が喜ぶ手土産を上手に選んでおり、シーンに応じた豊富な情報を持っています。そんな彼女に、いまお取引先へお渡しできる、おすすめの手土産を教えてもらいました。 贈る側も受け取る側もうれしくなる、東京で見つけた至極の銘品をご紹介します。 食通でおしゃれなお取引先に 特に食通でおしゃれなお取引先への手土産は悩むものです。おいしいのはもちろん、パッケージも美しく、特別感のある手土産がおすすめです。 高級老舗料理店『うかい亭』のコース料理で出されていたプティフールを、自宅でも楽しみたいとのリクエストから誕生したクッキーの詰め合わせ「フールセック」。なかでも「フールセック・サレ缶」は、「お酒とともに楽しむフィンガーフードをクッキーで」という発想から生まれた、塩気のあるクッキーの詰め合わせです。 スパイスやハーブが香り立つ焼き菓子は、シャンパンやビールとの相性も抜群!(画像提供:アトリエうかい) 「サレ」とはフランス語で塩味を意味します。トマトや枝豆など野菜を練りこんだ生地に、ハーブやスパイスを効かせたクッキーは、クッキーなのに前菜をいただいているような新感覚の味わい。アペリティフのつまみにぴったりです。 ノーブルなデザインの缶にぎっしり詰まった美しい焼き菓子(画像提供:アトリエうかい) 上品でクラシカルなモチーフが描かれた楕円形の缶には、メレンゲやサブレ、クラッカーなど、食感の違いを楽しめる6種類の焼き菓子が詰められています。「ごぼう糖衣がけアーモンド」「枝豆クラッカー」など、日本の野菜使いが珍しく、海外のお取引先にも喜ばれる逸品です。 相手の性格や好みを徹底調査して選ぶ 良い関係が築かれているお取引先には、相手の好みを反映させたスイーツや、相手がにっこり微笑んでくれるようなウィットに富んだ手土産を選びましょう。 神楽坂の閑静な住宅地にあるプリン専門店「ACHO 神楽坂(アチョ カグラザカ)」。テイクアウトショップとして2013年にオープンしました。定番プリンに加え、季節で入れ替わる期間限定のプリンなどがあり、四季折々の味を楽しめます。 神楽坂ならではのパリっぽい店構え(画像:アーバンライフメトロ編集部) 手土産におすすめなのが、リキュールを使った大人好みのプリン。トロっとしたクリーム系のプリンは濃厚ながらもあっさりとした甘さで男性にもおすすめです。コニャックで香り付けした濃厚なチョコレートプリン「ブランデウェイン」。チョコレートの味わいとコニャックの芳香が合わさり、ぜいたくなプリンに仕上がっています。もうひとつはノルマンディー地方で造られたリンゴのブランデー、カルバドスを使用した「ハミングカルバドス」。フルーティなリンゴの芳醇な香りをまとった、深みのある味わいが人気です。 ふわっと香るリキュールが、大人な味わい(画像:アーバンライフメトロ編集部) 辛党の方でもひそかにハマってしまう、大人好みのリキュールプリン。普段は甘いものを召し上がらないお取引先でも、このプリンなら喜んでくださることでしょう。日によってはお昼過ぎには売り切れてしまうこともあるので、確実に手に入れたいなら、午前中にお店を訪れましょう。 名前が名前だけに、秘書たちが「お詫び」の際に上司に持たせることが多い「切腹最中」。気心の知れたお取引先なら受け取ったときに、にっこり笑ってくれそうです。「切腹最中」は新橋で1912(大正元)年創業の「新生堂」の看板商品です。かなりインパクトの強いネーミングですが、お店の所在地が、浅野内匠頭が切腹をした田村右京太夫のお屋敷があった場所だから、ということで、3代目社長が命名しました。 新橋の「新」と大正元年の「正」から名付けられた「新生堂」(画像提供:新正堂) 最中の皮からあふれているたっぷりのあんは、吟味した十勝産の小豆を使用し、中にはもっちりとした求肥が潜んでいます。豆の味を感じる濃厚な粒あんと、パリっとした最中の皮との相性は抜群。リピートしたくなるおいしさです。和菓子好きな方は喜んでくださることでしょう。 甘さ控えめのあんと求肥の組み合わせが絶妙!(画像提供:新正堂) こちらの「切腹最中」は、今では「腹を割って話しませんか」というポジティブな意思表示のためにも使われているそうです。はちまきを巻いた最中は凛々しく見えて、なんだかチャンスを切り開いてくれそう! 遊び心を持ち合わせているお取引先への手土産におすすめです。 相手の喜ぶ顔を想像しながら、心を込めて選ぼう開けた瞬間うれしさがひろがるような手土産を(画像提供:アトリエうかい) 相手の喜ぶ姿を想像しつつ手土産を選ぶなら、きっと相手にも伝わります。これから関係性を深めて、信頼を築くときにも、手土産は良い潤滑油になることでしょう。 「つまらないものですが」とお渡しするのは、もはやNG。渡すのは上司ですから、商品を選んだいきさつや、商品についての情報を伝えておくと良いでしょう。「あなたに喜んでもらえるように一生懸命選びました」が少しでも伝わると、贈られたお相手もうれしくなります。 お取引先の情報をリサーチしつつ、手土産選びの参考にお役立てください。 ■アトリエうかい エキュート品川 住所:東京都港区高輪3-26-27 JR東日本 品川駅構内 エキュート品川1F TEL: 03-3280-5505 営業時間:〈月~土〉8:00 ~ 22:00/〈日祝〉8:00 ~ 20:30 定休日:年中無休 アクセス:JR・京急 品川駅構内 ■ACHO神楽坂 住所:東京都新宿区矢来町103 TEL:03-3269-8933 営業時間:〈月・水~金〉11:00 ~ 19:00/〈土日祝〉11:00 ~ 18:00 定休日:火曜、第1・3水曜 ■新生堂 住所:東京都港区新橋4-27-2 TEL:03-3431-2512 営業時間:〈月~金〉9:00 ~ 19:00/〈土〉9:00 ~ 17:00 定休日:日曜、祝日 アクセス:JR・東京メトロ銀座線・都営浅草線 新橋駅より徒歩8分
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