羽田・成田から行く「香港」の旅。若者おすすめ定番ルートから東京「予習」グルメスポットまで

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羽田・成田から行く「香港」の旅。若者おすすめ定番ルートから東京「予習」グルメスポットまで

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シカマアキ

旅行ジャーナリスト、フォトグラファー

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2023年2月以降、入境条件が大幅緩和され、ワクチン接種や陰性証明がなくても渡航可能になった香港。今回は、羽田・成田の両空港から直行便がある香港の見どころ、おすすめの航空券の選び方、東京都内で香港旅行の“予習”ができるグルメスポットなどを旅行ジャーナリストのシカマアキさんがご紹介します。

 新型コロナ禍で、日本人旅行客に根強い人気の「香港」は、観光目的での入国がしばらくできないままでした。2023年2月以降、入境条件を大幅緩和し、現在はワクチン接種やPCR検査・抗原検査などの陰性証明がなくても行けるようになっています。多くの香港便が再開そして新規就航と、ここ数ヶ月で一気に動き出した香港の旅。羽田・成田の両空港から直行便がある香港の見どころ、おすすめの航空券の選び方、東京都内で香港旅行の“予習”ができるグルメスポットなどを紹介します。

●香港ビギナーにおすすめ、旅行での一押しスポットはここ!

 日本人旅行客にとって「定番」とも言える海外旅行の行き先、香港。1997年7月1日以降、主権がイギリスから中国に移って「特別行政区」となりました。中国による「一国二制度」により、中国本土とは異なる制度が適用され、中華圏らしさに加えてイギリス文化の影響も感じられる香港は、国籍・性別・年代など問わず、ずっと人気です。

香港、ビクトリア・ピークから見る夜景(イメージ画像:photoAC)



 初めての香港でまず何をすればいいか。主に、旅行客に人気なのが以下です。

■「100万ドルの夜景」を眺める(ビクトリア・ピーク、ビクトリア・ハーバー)
■「女人街」「摩羅上街」などで街歩きショッピング
■ パワースポット「黄大仙」
■ 中環(セントラル)のウォールアート
■ 香港ディズニーランド

 香港といえば「夜景」は欠かせません。香港島で一番高いビクトリア・ピーク(標高552m)から見下ろす夜景は「世界三大夜景」のひとつ。また、香港島の対岸にあるビクトリア・ハーバーでは毎夜、音楽と光のショー「シンフォニー・オブ・ライツ」(無料)が開催されます。

ビクトリア・ハーバーの夕暮れ時(画像:シカマアキ)

 屋台めぐりも香港名物。女性好みのバッグやアクセサリーが多い女人街、アンティークが多い摩羅上街(キャット・ストリート)、電気製品が多い深水埗 鴨寮街(シャムスイポ アプリウストリート)などが有名です。ずっと昔から日本人ツアーの定番中の定番、「黄大仙」(ウォンタイシン)も一度ぜひ行っておきたいスポット。100超もの占いブースで風水、面相、手相などを占ってもらいましょう。

香港のパワースポット、黄大仙(イメージ画像:photoAC)

 コロナ前に「SNS映え」で世界中の若者たちに大人気となった、中環のウォールアート。場所は、オールド・タウン・セントラルの「嘉咸街」(グラハムストリート)と「荷李活道」(ハリウッドロード)の角です。元SMAP・香取慎吾さんのウォールアートも近くにあります。

中環のウォールアートで人気のエリア(画像:シカマアキ)

●【広東料理は日本人も食べやすい】グループで「飲茶」がお得

 香港はグルメの宝庫。特に、本場の広東料理は、日本人の口に最も合う中国料理です。

 まず香港でチャレンジしたいのが「飲茶」です。伝統的な点心から新しいものまで、値段に応じて食べられます。おすすめは、エビ餃子やチャーシューパオなど。SNS映えするかわいい点心も話題です。

キャラクター飲茶がかわいい上環の「YUM CHA」(画像:シカマアキ)

 店ごとに味が違うと言われる「海老ワンタン麺」は、安くて食べ比べも楽しい一品。「車仔麺」(チェージャイミン)は、自分好みの麺と具で作る屋台名物です。

海老ワンタン麺は香港の定番グルメ(画像:シカマアキ)

 香港人の朝食といえば「西多士」(香港風フレンチトースト)にも、ぜひ挑戦を。食べ過ぎた翌朝には「中華粥」に「油條」(揚げパン)を入れて食べるのが香港通です。さらに、ペニンシュラホテル香港をはじめとする5つ星ホテルの高級アフタヌーンティーも人気です。

●【香港行き航空券を安く手に入れる方法】羽田発着LCCもある

 香港へ向かうには、羽田空港と成田空港、両空港から直行便が1日何便も運航されています。

 羽田発着では、JAL、ANA、キャセイパシフィック航空の大手航空会社に加え、格安航空会社(LCC)の香港エクスプレス航空の便があります。香港エクスプレス航空は、出発と到着が早朝・深夜です。鉄道やバスといった公共交通機関が動いていない時間帯のため、利用する際は注意が必要。国際線ターミナルは24時間オープンなので、空港内で時間を過ごす若者も多くいます。

香港エクスプレス航空の飛行機(画像:シカマアキ)

 一方、成田発着では、大手3社に加え、香港エクスプレス航空、香港航空、そしてグレーターベイ航空(大湾区航空)の直行便があります。グレーターベイ航空は2020年に設立された新しい航空会社です。香港航空とともに「大手航空会社とLCCの中間」という立ち位置でサービスを提供しています。

 運賃は、大手3社は羽田発着が最も高く、成田発着がややお得。LCCは「手荷物」「座席指定」「機内食」などが有料である分、運賃が安くておすすめです。深夜・早朝便を使うと、仕事終わりにそのまま香港へ、羽田・成田に着いてそのまま出勤も可能で、時間を有効活用できるでしょう。

●【香港のミシュランガイド掲載】本場の人気スパイスヌードル店を都内で味わう

 香港へ旅立つ前に、東京都内で“予習”するのにピッタリのグルメスポットをご紹介します。香港で人気が高い米線(ミーシェン)スープヌードルレストラン 「譚仔三哥(タムジャイ サムゴー)」です。

香港での店舗、行列の様子(画像:譚仔日本)

 「米線」は、米から作られたグルテンフリーの麺で、店内でスープ(6種類)、辛さ(10段階)、トッピング(25種類)を自由に選びます。その組み合わせなんと100万通り以上。自分好みの麺がその都度で味わえます。

 2022年3月31日、新宿中央通り店が日本1号店としてオープン。オープン初日から今もずっと行列が絶えない人気店として話題となり、同年4月14日には吉祥寺店がオープン、さらに同年5月12日には恵比寿店もオープンし、現在、東京都内に3店舗あります。

■譚仔三哥 新宿中央通り店
住所:東京都新宿区新宿3-28-16 1F /2F
TEL:03-3341-2772
営業時間:11:00~22:00(L.O 21:30)
交通アクセス:東京メトロ丸ノ内線 新宿三丁目駅より徒歩1分
東京メトロ副都心線 新宿三丁目駅より徒歩3分
都営地下鉄新宿線 新宿三丁目駅より徒歩4分
JR 新宿駅東口より徒歩4分

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