ツイッターに突如現れた「超リアルな金魚」、一体何で出来ている? フォロワー騒然の正体とは
あっと驚く衝撃の場面、感心させられる発見や豆知識、思わず涙を誘う感動の出来事……。SNS上では毎日、新鮮な話題がいくつも発信されてます。そのなかから「東京」に関連するものを厳選してご紹介します。浅草生まれの金魚、写真でも絵でもありません まるで絵画のように美しい風景写真や、写真にしか見えないほど精密に描き込まれたイラストなどの作品画像が、たびたびアップされて話題を呼ぶツイッター。 2021年7月17日(土)に投稿されたのは、半透明に透き通る金魚の画像でした。しかしこちら、写真でも絵でもないのだそう。いった何でできているの? 写真? 絵? 思わず二度見してしまうほど精巧に作られた金魚の正体は(画像:浅草 飴細工 アメシンのツイート) 画像を投稿したのは、手塚工藝(台東区今戸)が展開するブランド「浅草 飴細工 アメシン」。そう、この本物と見まがうほどに精巧な金魚は、飴(あめ)でできた飴細工なのでした。 これにはツイッターユーザーも驚きを隠せないようで、 「めちゃくちゃキレイ! めちゃくちゃリアル!」 「涼しげですねー」 「飴には見えない!」 と大きな反響を呼んでいます。 同社の手塚さんによると、アメシンは同区花川戸にある「花川戸店」と、東京スカイツリータウン・ソラマチ店(墨田区押上)の2店舗を展開中。 梅雨も明けてますます暑さが上昇中の東京で「皆さんが涼しい気持ちになれる飴細工をお見せしたかった」と投稿の理由を話します。 精巧な飴細工の金魚、お値段は?精巧な飴細工の金魚、お値段は? 青色を基調にした透明の金魚は2980円(税込み)。ウロコまで子細に表現したタイプの作品は受注生産で、お値段は数万円ほどになるまさに“芸術品”。 同社代表でもある飴細工師の手塚新理さんの渾身作です。 アメシンがある、東京スカイツリータウン・ソラマチ(画像:写真AC) これほどリアルな金魚はどのくらいの時間をかけて作り上げるものなのかと気になりますが、 「飴は常温より少し熱いくらいの温度ですぐ固まり始めてしまうので、90度くらいの状態からスタートして素手と握りバサミで一気に作り上げます。通常販売している金魚の飴なら4~5分程度、ウロコまで掘るものですと5分くらいで大まかな形を仕上げて、その後の細かい作業も合わせるとトータル1~数時間ほどでしょうか」(手塚さん) アメシンはほかにも、動物やウチワ型などさまざまな商品を販売。新型コロナ禍で外出が難しい2021年7月現在、期間限定で一部商品の通信販売も行っています。 東京の下町らしい風情が感じられる飴細工。帰省できない地元の親族・友人向けの贈り物にも合いそうです。
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