「ストレスがたまっている人」が知っておくべき、侮れない“心と体のつながり”
2022年2月28日
ライフ「健全な精神は健全な肉体に宿る」とは、古代ローマの詩人ユウェナリスの「風刺詩集」の一節に由来する西洋の格言です。心と体の切っても切れない関係とは? また、ストレスを和らげ、心と体をいたわる方法とは?(ULM編集部)
[以下の記事監修:江東区森下 イシハラクリニック副院長 石原新菜医師]
コロナ禍で疲れた心をいたわる方法
ストレスを与える原因であるストレッサーそのものをなくすことはできなくても、ストレスに対する自分の感情を上手にコントロールし、すこやかな心身を守りましょう。
1)発散する
笑うことでストレスホルモンが低下し、自律神経のバランスが整ってリラックスできる効果があります。たとえ作り笑いだとしても、脳はそれを勘違いし、本当に笑ったときと同様の効果があります。つらいときでも、1日に1回は口角を上げて笑顔を作りましょう。

2)距離を置く
過去への後悔や未来への不安ではなく、「今現在、ここにある自分」だけに集中。それ以外のものを意識から排除することで、ストレスから一時的にでも距離を置き、気持ちをリセットして、心のバランスを整えることができます。
無心になって没頭できるなら、手段は自由。趣味のランニングを黙々と行うなどでもいいでしょう。

3)捉え方を変える
同じ言葉であっても、捉え方は人それぞれ。例えば、注意されたとき、「私のことを思って嫌なことを言ってくれてありがとう」と思うか、「否定された」と思うか。
ポジティブに捉えるポイントは「感謝の心」です。感謝の気持ちを持つと、脳への血流がアップして、ストレスを感じにくくなり、意欲が増します。人間関係もスムーズになり、新たなストレスも生じにくくなります。


【略歴】
自然医学の権威である石原結實の長女で現役医師。現在はイシハラクリニックにて、漢方医学、自然療法、食事療法による治療にあたるかたわら、主治医が見つかる診療所(テレビ東京)をはじめとしたテレビ・ラジオ、講演、執筆と幅広く活躍中。
【主な著作】
・お医者さんがすすめる不調を治す10倍ショウガの作り方 (アスコム)
・やせる 不調が消える 読む冷えとり (主婦の友社)
・オトナ女子の不調がみるみる改善する本 (新星出版社)
・バウエルダイエット (幻冬舎)
・空腹の時間が健康を決める (新星出版社)
【クリニック情報】
イシハラクリニック
・住所:東京都江東区森下1-5-5-607
・診療時間:10:00〜18:00(木・土は17:00)
・完全予約制
・休診日:日・月・祝日
・アクセス:都営新宿線・都営大江戸線森下駅A7出口から徒歩1分、東京メトロ清澄白河駅A1出口から徒歩5分
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