簡単3ステップ! コロナ発症&重症化を防ぐ「免疫力」、動いて食べてこう高める
2022年2月2日
ライフ新型コロナウイルスとの戦いは、まだまだ予断を許さない状況です。そんな中で自分を、そして、大切な人を守ってくれるのが「免疫力」です。[監修:江東区森下 イシハラクリニック副院長 石原新菜医師]
「免疫力」とはいったい何か?
いまだ収束に至らない新型コロナウイルス。大切なのは感染しないこと。そして、万一感染しても、発症させない、重症化させないこと。そのために重要なのが「免疫力」です。
たとえ、同じウイルスにかかっても、熱や倦怠感、息苦しさといった症状を「発症する人」と「発症しない人」がいます。同じように、肺炎などの重篤な症状になってしまうまで、「重症化する人」と「重症化しない人」がいます。その差こそが「免疫力の差」なのです。

免疫力は、ウイルスや病原菌に打ち勝つために、人が持てる最大の防御装置です。しかし、その働きは20代がピークで、年齢とともにどんどん下がっていきます。高齢になるほど、感染症にかかったときに重症化しやすいのはこのためです。
免疫力は「2段構え」で体を守る
免疫力には大きく分けると、
1)敵を侵入させない
2)侵入した敵と戦う
という2つの働きがあり、2段構えで体を守っています。免疫の仕組みはとても精密にできており、どれが欠けても、免疫力は正常に発揮されません。
1)敵を侵入させないための「粘膜免疫」
ウイルスが侵入しようとしたときに、最初に働く免疫機能。目、鼻、口などの粘膜に存在する「IgA抗体」という免疫物質がウイルスを体外へ押し流して、体内に侵入するのを防ぎます。

2)侵入した敵と戦うための「免疫細胞」
粘膜免疫で防ぎきれなかったウイルスが体内に侵入すると、今度は体内の免疫細胞の出番。さまざまな働きをする免疫細胞が力を合わせて敵を撃退します。シリーズ累計発行部数700万部を突破した大人気漫画「はたらく細胞」に登場するキャラクターたちは、この免疫細胞をモデルに描かれているのです。
免疫細胞には、生まれながらにして備わっている「自然免疫」と、予防接種や、過去にその病気に感染することによって獲得する「獲得免疫」があります。

<自然免疫チーム>
体内を常時パトロールし、敵を見つけたら即座に攻撃する前線部隊。
<獲得免疫チーム>
自然免疫の指示を受け出動。敵に合わせた武器を作って攻撃し、撃退する。
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