紙の本の魅力
スマートフォンで電子書籍が読める時代になっても、本好きにとって紙の本は「心のオアシス」です。電子書籍にはない触感やにおい、カバーで作品を選ぶ楽しさなど、デジタルにはない魅力がたくさんあります。
今回は、本好き必見の都内スポット5選をご紹介します。
1.本と珈琲 梟書茶房(池袋)
厳選された本だけでなくこだわりのコーヒーも出すから、店名は「書茶房(しょさぼう)」となっています。
「本と珈琲 梟書茶房」のウェブサイト(画像:ドトールコーヒー)
このお店は、置かれたすべての本の「タイトル」「カバー」が隠されています。カバー部分には店主の感想とおすすめの理由が書かれているのみ。そのため、自分ひとりでは手に取りそうもない、思いがけない1冊に出合えます。
タイトルが隠された本と、その本のイメージに合うコーヒーの数量限定のセット「珈琲とシークレットブックセット」が一番人気。レトロでインスタ映えするオムライスも魅力的です。
営業時間は10時30分~22時(ラストオーダーは21時30分)。定休日なし。
2.気流舎(下北沢)
下北沢の「気流舎」(世田谷区代沢)は4坪の古本屋です。
世田谷区代沢にある「気流舎」のウェブサイト(画像:気流舎)
しかし、立ち読み専用の本(購入不可能)もあります。コンセプトの「立ち読みなんてしないで、ゆっくり座って読んでください」が心地よく感じられるお店です。
「本にはコーヒーじゃなくてもいい」とのことで、チャイやビールも置いてありますが、ドリンクを注文しなくてもOK。本を買っても買わなくても自由。立ち読みしてもいいですし、本を持ち込んでもOK。さらにロフトや椅子も自由に使えるという、本好きにはたまらない空間。
誰にも干渉されず、思うままに本と向き合うのにぴったりの場所です。店主のおおらかさへのほんのお礼に、ドリンクを頼んでゆっくりロフトで読書に浸ってみてください。
営業時間は平日18時くらい~22時くらい、土日祝昼さがり~22時くらい。不定休。
3.KAIDO books & coffee(新馬場)
「本は好きだけど、本のためだけでに出掛けるのは気が引ける」
そんなあなたには、本を読みながら日本一のホットドッグを食べられる「KAIDO books & coffee」(品川区北品川)をおすすめします。赤レンガが特徴のかわいらしいお店です。
品川区北品川にある「KAIDO books & coffee」のウェブサイト(画像:KAIDO books & coffee)
お店には小学校を思い出す椅子が並んであり、たくさんの本棚に囲まれると子どもの頃に戻ったような気持ちになるかもしれません。
本を片手に、自家製ソーセージと手作りパン酵母を使った絶品ホットドッグをぜひ楽しんでください。店主は「日本一のホットドッグ屋」を目指しているだけあって、他では食べられない肉汁あふれる一級品が味わえます!
営業時間は10時30分~18時。定休日は火曜。
4.東洋文庫ミュージアム(駒込)
アカデミックな分野にも興味がある人には、知る人ぞ知る「東洋文庫ミュージアム」(文京区本駒込)がおすすめです。
文京区本駒込にある「東洋文庫ミュージアム」のウェブサイト(画像:東洋文庫ミュージアム)
東洋学に関する歴史的な書物を集めた施設で、過去には「魏志倭人伝(ぎしわじんでん)」やマルコ・ポーロの「東方見聞録」などが展示されていたこともありました。グッドデザイン受賞の経験があることも納得の、ミュージアムの作りや中庭のデザインにも注目してみてください。
そして、本好きなら一生に1度は見てみたいのが、「日本一美しい本棚」と言われる「モリソン書庫」。天井まで約2万4000冊の本が隙間なく並んでいる光景は圧巻です。
展示物の保存のために照明が極限まで落とされており、影に落ちるやわらかな照明が幻想的に感じられます。ミュージアム見学後には、気が向くままに東洋学の蔵書を読みあさってみましょう。
入館料は900円(一般)。開館時間は10~17時(入館は16時30分まで)。休館日は毎月7日程度。
5.国立国会図書館(永田町)
国会議事堂と最高裁判所のちょうど真んなかにある「国立国会図書館」(千代田区永田町)。実は、誰でも入れます。
千代田区永田町にある「国立国会図書館」のウェブサイト(画像:国立国会図書館)
国会図書館には日本中の本がそろっており、1200万冊以上もあるのだとか。ほかの図書館では順番待ちの新書や廃刊となってしまった古書、さらには週刊の少年誌まで読めます。
さらに、国会図書館は終戦後に建てられたので、独特の重厚感やレトロ感があります。建築好きは、中に入るだけでたまりません。Wi-Fiも利用可能で、パソコンの持ち込みもOK。おなかがすいたら6階のフードラウンジで腹ごしらえしましょう。本好きなら1日があっという間にすぎてしまいます。
入館料は無料。開館時間は9時30分~19時(土曜日は17時)。休館日は日曜、国民の祝日・休日、年末年始、第3水曜日(資料整理休館日)
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今回は都内にある読書スポットを紹介しました。このほかにも都内ならカフェやバー、ミュージアムでも本が読めるので、1月は読書で迎えましょう。