韓流の聖地・新大久保「イケメン通り」が南北に細長くなっているワケ
2020年10月6日
お出かけ韓流ブームの聖地といわれる東京・新大久保。中でも「イケメン通り」と呼ばれる路地には、若い女性たちで賑わっています。それにしても妙に細いこの通り、なぜこのような形になったのでしょう? 名前の由来は? アジア専門ライターの室橋裕和さんが解説します。
まるで「ウナギの寝床」のような構造
都内の新型コロナウイルス感染者数がやや落ち着き始めた2020年9月半ば頃から、新大久保に人出が戻ってきました。
特に週末は韓流文化を楽しむ若い女性で賑わいますが、彼女たちがとりわけ多いのは通称「イケメン通り」と呼ばれる路地です。

北側を走る大久保通りと、南の職安通りを結ぶ道なのですが、韓国料理のレストランやおしゃれなカフェ、コスメやK-POPのグッズ、それに韓国人の占い師のブースまであって、さながら韓流テーマパークのよう。
ここにはソウルの繁華街・明洞(ミョンドン)の流行がそのまま映し出されているとも言います。
そのイケメン通りなのですが、とっても細くて長い路地なんです。車1台が通るのもやっと。
そんな狭い道にたくさんの店が密集しているのでごちゃついた面白さがあるのですが、1本となりの路地もやっぱり同じで、狭くて長い。
また大久保通りを挟んだ北側に行ってみても、細い道がまっすぐ視界の果てまで続いています。そんな道が何本も並んでいるのです。
しかも、この南北を走る「ウナギの寝床」的な路地は、互いに行き来できる道がやけに少ないのです。となりの路地に行こうにも、東西を結ぶ路地がなかなか見つからず、いったん大久保通りまで出るしかなかったりします。
どうってことない街並みに見えますが、実はけっこう特徴的な構造なのです。
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