都心の喧騒を思わず忘れる「癒し力」 360度緑に囲まれた五日市の魅力に迫る
2019年11月10日
お出かけ東京にこんな豊かな自然があったなんて。拝島駅から武蔵五日市駅、檜原村への緑あふれるルートをまち探訪家の鳴海侑さんが解説します。
ローカル線に乗っている気分を味わえる五日市線
都心の密集感と新しいモノ・コトの多さが東京の大きな魅力ですが、その情報量に疲れてしまうときもあります。そんな人のためにふらっといける多摩エリアの癒やしスポットをご紹介します。

今回の出発地は昭島市にある拝島駅。新宿駅から中央線と青梅線で35分~50分。西武拝島線でもアクセス可能です。
拝島駅は2010年に完成した新しい橋上駅となっており、美しいステンドグラスや東西自由通路の西側にある大きなガラススクリーンが特徴的です。ガラススクリーンからは関東山地が見え、まるで東京から遠くに来たような錯覚すら感じさせます。
JR駅構内には本屋さんがあり、道中読む本をここで買い求めてもいいかもしれません。
そんな拝島駅を起点とするのがJR五日市線。あきる野市の五日市へ向かう鉄道路線です。車両は中央線で使われている車両ですが、半自動ドア。ドア横のボタンを押して扉を開けます。運行間隔はおおむね20~30分に1本程度。単線で時折行き違いのために長い時間停車する駅もあります。全体的に少し遠くにきてローカル線に乗っている気分を味わえるのが五日市線のいいところです。
拝島駅を出るとはじめのうちは車窓に住宅地や団地が多く、乗っている人も多いです。3駅ほど乗った先に秋川駅があり、ここで多くの人が降ります。そして南側には東京サマーランドが見えてきます。線路の周囲も段々と畑が増え、徐々に丘陵や山地が迫ってきます。

New Article
新着記事
Weekly Ranking
ランキング
- 知る!
TOKYO - お出かけ
- ライフ
- オリジナル
漫画