ジャーナリストがお得な「旅プラン」のコツを紹介! 「GoTo」再開を待つ? それとも先に動く?

2020年末から停止している「GoToトラベル」。再開時期はあいまいですが、お得に旅行するためにはどうしたらよいのでしょうか。ジャーナリストのシカマアキさんが解説します。

2020年末から一時停止中

 新型コロナウイルスの感染拡大で需要が落ち込んだ旅行業界。その支援策として、2020年7月から行われた「GoToトラベル」は、感染再拡大の2020年末から停止したままです。

・割引率35%
・1泊あたり1万4000円まで補助
・旅行代金の15%相当の地域共通クーポンがもらえる

など、旅行好きの人にとってお得感はとても大きいものでした。

 報道によると、再開時期は2月以降か、さらに先で調整中とのこと。ただ、オミクロン株の感染拡大で再度延期される可能性も。また、以前は高級な旅館・ホテルに人気が集中したことから、割引率縮小などの見直しが行われます。

全国各地でよく見かけるGoToトラベル地域共通クーポン取扱店舗(画像:シカマアキ)



 一方、すでに一部の地域では旅行先で使えるお得なクーポンを配布したり、県民限定の宿泊割引を行ったりと、今すぐに格安の旅が楽しめるところも多々あります。

 しかも、GoToトラベルが再開すれば旅行する人が増え、旅行代金が全体的に高騰する可能性があるため、

「GoToが始まる前に行く方がすいているし、お得」

と考える人も少なくありません。

 GoToトラベルの再開まで待つべきなのか、それとも先に動くべきか――。ということで、今回はお得に旅行するためのプランを立てるコツを紹介します。ただ、新型コロナが感染拡大した場合、旅行を含む行動の自粛、そしてプランの立て直しも視野に入れましょう。

ルール変更は公式に発表済み

 GoToトラベルが再開された際、ルールは2020年と同じではありません。これは、旅行者向けGoToトラベル事業公式ウェブサイト上で発表されています。

再開する時点での主な変更点(画像:旅行者向けGoToトラベル事業公式サイト)



 まず、割引率が35%から30%に減額。宿泊付きの割引上限額も、一律1万4000円から交通付き1万円/宿泊のみ7000円へ。日帰りでの割引上限額も半分以下に。

 お土産の購入やレンタカー代金などに使える「地域共通クーポン」は、平日と休日でもらえる金額が異なり、定額制になります。さらに「ワクチン・検査パッケージ」の活用なども追加されました。

 再開時期は現時点で未定ですが、「遅くとも2月には始まっている」との予測も。もし先取りで予約するなら、2月以降が無難です。予約済みのツアーやホテル・旅館などの場合、支払い済みなら割引分を返金、現地払いなら宿泊時点で割引価格となり、恩恵が受けられます。

 さらに「春休みは割引対象外」との方針も出ており、念のため直前まではキャンセル無料のプランでの予約がおすすめです。

中小価格帯のホテルではお得度アップ

 さて、新制度でどれくらいお得になるのか、早速検証してみました。例えば、飛行機とホテルがセットで2泊3日、旅行代金5万円(ひとり)の場合。

 以前の旅行代金は35%オフで3万2500円でしたが、今回は30%オフのため3万5000円になります。しかし、割引上限額(宿泊付き)は交通付きの場合1万円までとなるため、結果4万円かかります。つまり、前回は3万2500円で旅行できたものが、今回は4万円となるわけです。

 さらに地域共通クーポンも、以前はひとり1泊で6000円分までもらえていましたが、「平日で上限3000円、休日は1000円」までとなります。お得感がガクンと下がる印象を受けます。

GoToトラベルの地域共通クーポン(画像:シカマアキ)

 ただ、平日に1泊1万円のホテルへ泊まった場合、宿泊代金は7000円になり、地域共通クーポンも3000円分もらえます。実質「4000円」でお得です。今回の制度では近場の低~中価格帯ホテルのお得度が増すように変更されています。

 ワクチン接種や陰性証明の持参などが条件に付く可能性もあります。なお、地域共通クーポンはコンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストアなどでも使え、お土産だけでなく日用品も買えます。

 次に、GoToトラベル再開時のお得ポイントをまとめました。

・中小価格帯のビジネスホテルなどが狙い目
・休日より平日の利用
・先に予約するなら2022年2月以降
・ワクチン接種や陰性証明などが利用条件となる可能性

地元限定「県民割」の魅力

 また、GoToトラベル再開より先に地域ごとの「県民割」といった独自キャンペーンを行う動きも活発化しています。

 例えば、各都道府県の住民に限定した「県民割」は、北海道の「どうみん割」を始め、東京都を除くほぼすべての都道府県で実施中、または実施予定です。さらに「隣県割」として、利用者の対象を隣県に広げる動きも見られます。

北海道民限定の「どうみん割」(画像:どうみん割公式サイト)



 なお、都在住者を対象とした都民割「もっと楽しもう!TokyoTokyo」の開始時期は未定。その理由はGoToトラベル再開に合わせて実施するためで、2020年と同じくGoToトラベルと併用できる予定です。

宿泊サイトの「クーポン」は利用価値高め

 また、「じゃらん」「楽天トラベル」などの宿泊予約サイトでも、全国の宿泊などで使えるクーポンを配布しています。

 県民割とは異なり、各地域を訪れるツアーや宿泊者を対象としたクーポンで、なかには日本酒やワイン付き、若者限定のクーポンもあります。空港利用でもらえるクーポンもあり、これらはANAやJALなどのダイナミックパッケージを利用すると使える場合が多いです。

ANAダイナミックパッケージ利用者限定クーポンの一部(画像:ANA)

 気を付けなければならないのは、いずれのクーポンも「先着順」であること。割引率が高いお得なクーポンは、すぐに「上限に達しました」と表示されてしまいます。まずは自分が行きたい旅先のクーポンがあるかどうかを探し、まだあれば、いち早く予約することが賢明です。

1~2月は旅行代金が例年安い。混雑を避けて旅行するのも手

 GoToトラベルを利用すると、格安で旅が楽しめます。筆者(シカマアキ)も前回、4~5回使いました。宿泊が5000円以下なのに1000円の地域共通クーポンが付いたり、飛行機とホテルのダイナミックパッケージでは6000円の地域共通クーポンが付いたりして、お得感がすごいことを実感しました。ちなみに、レンタカー代とお土産代に使い、とても助かりました。

 一方、GoToトラベルで当初対象外だった東京発着が対象になってから、人気の観光地やホテル・旅館が混雑し始め、以前より値上がりしたところも多く見かけました。

沖縄本島・北谷町のビーチ(画像:シカマアキ)



 逆に、GoToトラベルが始まる直前、また、停止期間中は、移動自粛を促す制限などはあったものの、観光地はすいていて、飛行機もホテル・旅館もずいぶん安かったです。

 どちらがお得なのかはケース・バイ・ケースですが、改めて振り返ると、筆者は「密」を避けられたことが大きかったと感じています。

 1月や2月は気温が寒く、旅行の閑散期であるため、1年で最もお得に旅行ができます。沖縄や九州南部などは、首都圏よりも気候が温暖で飛行機が欠航するリスクも少ないのでおすすめです。特に、新たなGoToトラベルは休日での割引率が少ないため、週末などに旅行したい人は今のほうがお得です。

 ただ、以前の東京都のように感染状況によって割引対象外となる地域が出る可能性もあります。いつ再開するかはっきりしないGoToトラベルに縛られず、感染状況を慎重に見極めながら「動けるうちに動く」のが得策かもしれません。

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