くつろいで旅を創る空間が池袋に誕生、併設のカフェはH.I.S.社員でおもてなし

  • おでかけ
くつろいで旅を創る空間が池袋に誕生、併設のカフェはH.I.S.社員でおもてなし

\ この記事を書いた人 /

アーバンライフメトロ編集部のプロフィール画像

アーバンライフメトロ編集部

編集部

ライターページへ

コーヒーを飲みながら旅本のページをめくる。家族や友人とテーブルを囲んで旅先を模索する。H.I.S.が店舗を6つの部屋に分けたコンセプチュアルなスペースを、池袋PARCOにオープンしました。併設された自社運営のこだわりのカフェもユニークです。

6つの部屋に分かれた店内、気ままに旅情報を集められる環境が整う

 ワクワクする旅の計画。それを、様々な情報ツールが揃う場所で、自宅でくつろぐように始められる。そんな空間「H.I.S.The ROOM of journey」が池袋PARCOに誕生しました。

「H.I.S.The ROOM of journey」の入り口(画像:H.I.S.)



 これは、大手旅行会社H.I.S.によるコンセプチュアルな店舗運営です。中2階のフロア面積約480平方メートルの店内を「エントランス」「キッチン(カフェスペース)」「スタディワークス」「クローゼット」「リビングルーム」「キッズルーム」の6つの部屋に分けています。

 そのコンセプトは「旅のはじまりは、ここから。」。自由気ままに、旅を創りあげる空間を提供するとともに、ツアー予約、航空券やホテル手配などの窓口業務を行います。旅の目的地を決める際に一番手間のかかる「情報集め」の手段を多彩に提供してくれ、手配依頼もできるという便利な場所です。

「スタディワークス」のスペース(画像:H.I.S.)

「スタディワークス」は、誰もが自由に使えるスペースです。ツアーパンフレットやH.I.Sのスタッフが選定した旅の本を200冊以上常備。国内外のガイドブックが揃うほかに、「両親に贈りたい旅」「秘境の旅」「名作アニメの風景」など、旅のテーマを提案する本棚も設けられています。

国内外の旅行パンフレットも豊富にそろう(画像:H.I.S.)
「スタディワークス」にはこぢんまりとテーブルを囲んで話せるスペースもある(画像:H.I.S.)

 中心にある大きな机には充電用コンセントが設置されていて、Free Wi-Fiの使用も可能です。また、こぢんまりとテーブルを囲んで話せるスペースもあります。ここで「キッチン」に設けられたカフェで購入した飲み物片手に本を読んだり、下調べをしたり、相談し合ったり。多目的に利用できる環境を整えています。

 併設のカフェはH.I.S.初の自店運営で、スタッフも同社の社員です。

自社運営カフェのインターナショナルな3つのこだわり

 カフェの名は「The ROOM of journey CAFE」。エントランスを通ってすぐのところにあり、カフェだけの一般利用も可能としています。

H.I.S.初の自店営業のカフェ「The ROOM of journey CAFE」(画像:H.I.S.)



「The ROOM of journey CAFE」には3つの特徴があります。ひとつは「フェアトレードコーヒー」の導入。「フェアトレード」とは、途上国などの生産者に対して、原料や製品を適正価格で継続的に購入することにより、生産者や労働者の生活改善と自立を応援する貿易の仕組みです。同店では、国際フェアートレード認証を受けたブラジルとコロンビア産の豆を仕入れています。

 豆はシリンダー式焙煎機でじっくり焙煎。香ばしさと甘い余韻を引き出したコーヒーを提供するとしています。

 ふたつめは、オリジナルメニューの開発です。ハワイで鉄板の土産物として有名な「ハワイアンレインボービーズ」のハチミツを使用したオリジナルドリンク「ハニーラテ」や「トロピカルハニーティー」などをラインナップ。ハチミツは、ハワイで採れる天然のもので、現地では健康食としても注目されている商品だそうです。

「ハワイアンレインボービーズ」のハチミツを使用したオリジナルドリンク。700〜800円(画像:H.I.S.)

 また、スイーツにもオリジナル商品の「シュモア」を用意。これは、アメリカやカナダの伝統的なBBQで人気のデザート「スモア(焼いたマシュマロとチョコレートをクラッカーで挟んだお菓子)」をベースにプロデュースしたもので、5種類のフレイバーをそろえています。

「シュモア」1個260円。ひと口サイズのシュモア5種類全てがひと袋に入ったアソート(300円)もある(画像:H.I.S.)

 3つめは環境保全への取り組みです。アイスカップとふたにPLA(ポリ乳酸樹脂)を採用し、ストローも紙素材のものを使っています。H.I.S.の広報担当者は、「このように環境との共生に努めることは、地球の自然環境を守ることであり、旅の魅力を損なわないことにもつながります」と話します。

 また、カフェを社員で運営するメリットについて、「お客様の視点に立って、商品展開に様々なチャレンジができること」を挙げます。今後さらに、海外の旅先でしか飲めない、食べられないようなものを、ラインナップに加えていく予定とのことです。

家族連れもリラックス、独立した「キッズルーム」を設置

「H.I.S.The ROOM of journey」には、H.I.S.初という、独立した「キッズルーム」があることも特長のひとつです。

「キッズルーム」。壁に世界各国の特徴を学べるパズルを設置(画像:H.I.S.)



「キッズルーム」には絵本やおもちゃが用意されているほか、壁に世界地図のパズルが設置されていて、国々の特徴を学びながら遊べます。土足は厳禁。クッションを配置し、横になって寝られるようにもしています。

 この「キッズルーム」の向かいにある接客スペースは、小さな子供連れ優先のトラベルカウンターです。カウンター前には子供も一緒に座れる3人がけのロングソファが設置されています。後ろを振り向けば、すぐにキッズルームで遊ぶ子供の姿が確認できるのも安心です。

子供連れ優先のトラベルカウンターのすぐ後ろに「キッズルーム」がある(画像:H.I.S.)

「リビング」にあるトラベルカウンターは、仕切りを設けて、プライベート感を重視しています。ツアー予約など様々な手配業務を行っているほか、旅についての気軽な質問や相談にも応対しています。カウンター応対の事前予約も可能です。

仕切りが設けられたトラベルカウンターのある「リビング」(画像:H.I.S.)

 今後、旅に関するイベントを「スタディワークス」において月数回程度、開催予定とのこと。前出の広報担当者は「情報の提供だけでなく、参加者が旅の経験を共有できるような機会にもしていきたいです」と話します。

 旅に出ようと思い立った時、行き先を決めるための情報集めから行う人も多いと思います。旅はそこからすでに始まっていると言えるでしょう。「旅のはじまりは、ここから」。まさに、そんなきっかけを与えてくれる空間となりそうです。

●「H.I.S.The ROOM of journey」
住所:東京都豊島区南池袋1-28-2 池袋パルコM2F
アクセス:JR「池袋駅」東口から徒歩約1分、副都心線「池袋駅」西通路改札から徒歩約5分
営業時間:10:00〜21:00 ※カフェは20:30(L.O.)、電話受付は20:00まで
電話番号:03-5979-6721 FAX:03-3987-1752

※掲載の情報は全て2018年11月時点のものです。

関連記事