都内施設に出現! クリスマスなのかハロウィーンなのかよく分からない「展示物」に込められた深イイ話とは

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都内施設に出現! クリスマスなのかハロウィーンなのかよく分からない「展示物」に込められた深イイ話とは

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10月下旬に「クリスマスっぽいハロウィーン」のディスプレーで話題になった昭島市内のショッピング施設が、今度は「ハロウィーンっぽいクリスマス」の展示をしていることが分かりました。一体なぜ――?

サンタ帽をかぶったカボチャ

 もうクリスマス? まだハロウィーン……? 東京都内のショッピング施設に、人気イベントふたつを合体させたようなオブジェが展示されて、来館者たちの関心を誘っています。

クリスマスなの? ハロウィーンなの? ちょっと不思議な展示物(画像:モリタウン、昭和飛行機都市開発)



 ここは昭島市田中町にある「モリタウン」。

 館内にディスプレーされたモミの木には星や雪の結晶、赤や白のオーナメントが施されてすっかりクリスマス気分。

……と思いきや、よく見るとオレンジ色のカボチャ型装飾もちらほら。クリスマスとハロウィーンが一体となったような姿をしているではありませんか。ツリーのてっぺんでは、笑顔のカボチャが赤と白のサンタ帽子をかぶっています。

10月下旬の好評を受けて

 実はこのモリタウン、2021年10月下旬に、明らかにクリスマス仕様に見えるモミの木にハロウィーンのカボチャをまとわせた「ハロウィーンツリー」をディスプレーして話題になった施設。

 当時ツイッター上でも「(ディスプレーを)続けて使用できて便利!」「一石二鳥」などとユーザーたちの笑いを誘いました。

10月下旬、ツイッター上でも話題となった「クリスマスっぽいハロウィーン」の展示物(画像:モリタウン、昭和飛行機都市開発)

 そんなハロウィーンも過ぎ去り、館内はすっかりクリスマスムード一色に模様替えされているだろう――という想像のナナメ上を行く合体展示物に、来館者たちも度肝を抜かれている様子。

 モリタウンを管理運営する昭和飛行機都市開発(昭島市田中町)の担当者によると、10月のハロウィーンツリーが好評だったことを受けて、急きょクリスマスシーズンにもハロウィーン要素を残したディスプレーにしたのだそう。

 10月に「クリスマスっぽいハロウィーン」だった展示は、11月になり「ハロウィーンっぽいクリスマス」へと変化を遂げていたのでした。

良いとこどりな“省エネ”スタイル

 モリタウンを含むJR昭島駅北口エリア「東京・昭島 モリパーク」を管理運営する同社の企業理念は「サステイナブルな街づくり」。

「さまざまなものを無駄にせず再利用することを心掛けて業務に励んでおります」(同社担当者)という言葉通り、出番の少ない季節イベントのグッズを長く活用することで消費者のマインドにも良い変化をもたらしそうです。

 一見ちょっと奇抜なディスプレーですが、見慣れてくるとだんだんかわいらしく見えてくるハロウィーン風クリスマスツリー。担当者によると、来館者にも「おおむね好評」とのことです。

 近年注目を集める「SDGs(持続可能な開発目標)」も背景に、各家庭でハロウィーンとクリスマスを合体させた飾り付けが流行する日は訪れるのでしょうか。

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