五輪で注目! 晴海「選手村マンション」は年収いくらで買えるのか?

東京オリパラで注目を浴びた中央区晴海の選手村マンション。そんな同マンションを含む「HARUMI FLAG」の新築住宅が2021年秋より販売再開されます。購入のハードルは高いのでしょうか。不動産ライターの逆瀬川勇造さんが解説します。


必要年収は1000万円以上?

 続いては、必要な年収についてです。

 金融機関の審査において、借り入れ可能な限度額は年収の7~8倍までとされるケースが一般的です。6400万円の物件を購入する場合、先ほど説明した諸費用も含めると6720万円必要です。手付金最低額640万円を除いた金額をローンで組むとなると借入金額は6080万円となるため、年収760万円~868万円は必要な計算となります。

 しかし実際には、年収7~8倍の金額で6000万円を超えるローンを組むと、毎月の返済が大きくのしかかる可能性が低くありません。

 例えば、

・借入額:6080万円
・期間:35年
・金利:1.0%

でローンを組んだ場合、毎月返済額17万1630円となり、年間で205万円の支払いが必要となります。

 年収の約3割が返済に消えるため、余裕のある生活が送りにくくなってしまう可能性があります。子どもがいる場合には、子どもの成長に伴って多くの教育資金も必要となります。将来の生活設計も考えると、年収7~8倍以内に収まるからといって安易に申し込むのはおすすめできません。

若い親子のイメージ(画像:写真AC)




 また分譲マンションの場合、毎月の管理費や修繕積立金も必要となります。HARUMI FLAGにおいても例外ではありません。

 HARUMI FLAGでは、毎月の管理費・修繕積立金として約4万円必要です。インターネット使用料、自治会費などの別途負担な費用も含めると年間50万円以上、駐車場料金、固定資産税も考慮するとさらに支払いは増加してしまいます。ローンの返済以外にも、必要な費用を考慮しておかなければなりません。

 6000万円を超える住宅ローンを組む場合、最低でも年収760万円以上必要であると紹介しましたが、実際にはすでに述べた事柄を総合すると、「年収1300万円以上」は必要です。

 一般的には、住宅ローン返済負担は年収の10~15%程度に抑えられれば、無理なく返済しやすいといわれています。

 借入額6080万円・期間35年・金利1.0%でローンを組んだ場合の年間返済額は、205万円です。年収の15%で考えると、少なくとも1366万円以上の年収が必要な計算になります。子どもにかかる将来的な教育資金や自身の老後の生活資金の貯蓄を考慮すれば、余裕を持った生活を送るには、年収1300万円以上が理想的といえるでしょう。

購入前に将来の生活設計を考えよう


【調査結果】オリパラ後、「HARUMI FLAG」購入検討の人は増えた? それとも減った?

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