頭隠して尻隠さず? 都内商業施設の「ハロウィーン展示物」に13万人爆笑「有効利用」「一石二鳥」

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頭隠して尻隠さず? 都内商業施設の「ハロウィーン展示物」に13万人爆笑「有効利用」「一石二鳥」

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あっと驚く衝撃の場面、感心させられる発見や豆知識、思わず涙を誘う感動の出来事……。SNS上では毎日、新鮮な話題がいくつも発信されています。そのなかから「東京」に関連するものを厳選してご紹介します。

昭島のハロウィーンに13万件も「いいね」が

 毎年10月31日は「ハロウィーンの日」。日本でもすっかり定着したこのイベントに合わせて、ショッピングセンターなどでカボチャやおばけの飾りつけを多く目にする季節になりました。

 そんななか、このたび東京の昭島市内で発見されたハロウィーンのディスプレーに対して、ツイッター上で笑いとツッコミの嵐が起きています。寄せられた いいね の数は2021年10月26日(火)17時までになんと13.1万件も。

 いったい何がツイッターユーザーたちの心に刺さったのでしょう。

ショッピングモールの強い意志を感じる

 くだんのディスプレーを発見し、ツイッターに画像を投稿したのはGEGさん(@rikka_rokka2021)。

 24日(日)の夜、買い物で「モリタウン」(昭島市田中町)を訪れたとき思わず目を奪われたと言います。

ハロウィーンディスプレー。だけどよく見るとクリスマスツリー?(画像:GEGさんのツイート)



「あと1週間したらクリスマスにしてやるというショッピングモール側の強い意志を感じる」

 そんな言葉を添えた投稿画像には、黒いマントを羽織ったハロウィーンのカボチャが2体。

 オレンジや黒、紫を基調にした出で立ちはどう見てもハロウィーン仕様ですが、よくよく見るとマントの下にはもみの木のツリーがちらり……。

 これは明らかにクリスマスツリー。きっと10月31日(日)を過ぎたら、カボチャやマントの代わりに星や靴下、トナカイ、サンタクロースのオーナメントが施され、クリスマスディスプレーへとバージョンアップを遂げるのでしょう。

さらに正月飾りまで仕込んでおけば……

 この発想力あふれるディスプレーとそれを発見したGEGさんの観察眼にツイッターユーザーたちは大盛り上がり。

「ゆ、有効利用?」
「一石二鳥」
「続けて使用できて便利!!」
「かぼちゃが木になるパターン 笑」
「さらにその下に正月飾りまで仕込んでおけばカンペキw ハロウィンクリスマスハッピーニューイヤー対応」

とさまざまなコメントが寄せられ、見た者に強烈な印象を残しました。

同じくモリタウン内にあるディスプレー(画像:昭和飛行機都市開発)



 投稿者のGEGさんいわく、このディスプレーに気が付いたときの第一印象は「いっそ潔いな」だったのだそう。

「ほかにも同じような“ハロウィーンツリー”がモールの通路に複数立っていたので、一瞬違和感に気がつきませんでした。ほかのお客さんたちも特に気にせずスルーしていましたし。ですが突如『これクリスマスツリーだよね?』と気づいて、思わず二度見しました」

 見れば見るほど、どんどん引き付けられていったとのことで、

「装飾が“100均アイテム風”なことも、マントをかけて怪人風を装っているのも、妙な味わいがありジワジワきました」。

ハロウィーンツリー、欧米で徐々に人気

 モリタウンなどを管理運営する昭和飛行機都市開発(昭島市田中町)のマーケティング・コミュニケーション部担当者に話を聞きました。

――このディスプレーは、いつまで展示される予定でしょうか。

「クリスマスまで展示予定です。ひょっとするとさらにその先まで……」

――ハロウィーンのマントの下に、ツリーがあるように見えますが、11月以降クリスマスツリーに変化するのでしょうか。

「11月以降はさらに大きなツリーを追加予定です。現在展示している『ハロウィーンツリー』も衣装を替えて展示します」

※ ※ ※

 ハロウィーンツリー。調べてみると欧米では、クリスマスツリーと同じようにツリーにハロウィーンのオーナメントを飾り付ける人が年々増えているのだそう。

 インスタグラム上で「#ハロウィンツリー」という日本語のハッシュタグを付けた投稿はまだ5000件強。これから日本国内でも広がっていくのかもしれません。

※ ※ ※

――モリタウン内には、こうしたディスプレーはいくつ設置していますか。

「ショッピングセンター内で5か所、同様の展示をしています」

――ツイッターで大注目を集めていますね。

「多くの方に昭島モリタウンを知っていただく非常に良い機会だと感じています。ただ、ここまでの反響は予想しておりませんでした。10月31日には、対象のハロウィーンツリーと写真が撮れる撮影会を予定しています! ぜひともご来場ください」

――ハロウィーン、クリスマス、年末、お正月……と、これからかなり忙しい時期が続くかと思います。このディスプレーには省コストの意味もあるのでしょうか。

「省コストはもちろんですが、当社は『サステイナブルな街づくり』を企業理念に掲げてJR昭島駅北口エリア一体(『東京・昭島 モリパーク』)を運営しておりますので、さまざまなものを無駄にせず再利用することを心掛けて業務に励んでおります」

――東京都内での新型コロナ新規感染者数もひと段落してきました。来場者数も戻ってきていますか。

「おかげさまで、10月には徐々にではありますが回復してきております」

冬の繁忙期を支えるスタッフたちの奮闘

 ちなみにGEGさんの投稿画像を見たツイッターユーザーたちからは、こんな声も寄せられていました。

「自分がデパート勤務時代に知っていたら即真似したかもしれない マジで1日(実質閉店後~1.5時間)で紫&オレンジ → 赤&緑にするのは結構大変なんだわ」

「デパート(の中のテナントに)勤めてたけど、クリスマスの飾りって本当に1日仕事とかで変えるんだよね。でクリスマスが終わったら今度はお正月の飾りにする。広いところだともっと大変なんだろうなぁ……」

 多くの消費者にとって楽しみなイベントが続く冬のシーズン。来場者の幸せなひとときの裏には、それを支えるスタッフたちの奮闘があります。

今回話題になった「モリタウン」の外観(画像:昭和飛行機都市開発)



 GEGさんも、

「コロナ禍で集客にためらいを感じる昨今、秋冬のイベント渋滞でいろいろ大変かと思いますが、応援していますのでがんばってください! 11月のディスプレーがどうなるか楽しみにしています」

と、担当者たちにエールを送っていました。

 感染予防対策を十分に取りながら、冬のお出かけのプランを立ててみたくなる昭島のハロウィーンツリーでした。

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