ペットボトル、洗練デザインで「ポイ捨て」防ぐ! 南青山の企業の取り組みとは

飲んだら廃棄されてしまいがちなペットボトル。そんなイメージを変えようと、南青山の企業がある努力をしています。


富士山の地下200mから採水

「AQUA JACKET(アクア・ジャケット)」(港区南青山)が2019年3月3日(日)、持ち運びに便利なペットボトルのミネラルウォーター「AQUA JACKET CLASSIC(アクア・ジャケット・クラシック)」を発売します。

 これまでのミネラルウォーター受託製造事業のノウハウを生かし、飲食店やホテルを皮切りに販路を開拓。本格的な販売は5月からで、12月までに70万本の出荷を見込んでいます。

「AQUA JACKET CLASSIC」の外観(画像:AQUA JACKET)



 富士山の地下200mから採った水は硬度46.6の軟水で、バナジウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。350mlで価格は200円~300円を予定しています。

 アクア・ジャケット・クラシックの一番の特徴は、化粧品や香水容器のようなそのボトルデザインです。

「ポケットやバッグで気軽に持ち運びができるよう、フラットでスリムな形状にしました。ボトル側面もフラットにしたことで、横にしたり、積み上げたり、並べたりでき、省スペースに貢献できます」(アクア・ジャケット)

 ヒントになったのは、10年ほど前に国際線の機内で見かけたとのこと。当面の販売先となる飲食店やホテルでは、そのデザインを生かし、ショーケースなどにディスプレイし、SNS映えを狙うといいます。

デザインを高めて、ボトル廃棄を減らす

 そもそもなぜこのような商品を作ったのでしょうか。開発の背景には、これまでの事業で培った経験がありました。

「あるとき、デザインにこだわったボトルを企業向けに卸したところ、ボトルの廃棄率がとても減ったのです。それをヒントにして、利用者に『かっこいいから捨てたくない』『繰り返して使いたい』と思ってもらえれば、結果としてエコ意識の向上につながると考え、商品開発に至りました。飲み終わったあとはミネラルウォーターだけでなく、ジュースを入れるなどして、マイボトルとして使ってもらいたいですね」(同)

 ちなみに、アクア・ジャケット・クラシックは、10回ほど繰り替えして使えるとのことです。

「AQUA JACKET CLASSIC」の利用イメージ(画像:AQUA JACKET)



 採水地である富士山のネームバリューを生かし、訪日外国人向けに積極的にPRするほか、9月からは海外展開も視野に。台湾やシンガポールを皮切りに、3~5万本を輸出する計画です。

「SNSを通じて、これまでにも海外からリクエストがありました。国内の反応を見つつ、少しずつ進めていけたら」とアクア・ジャケットは話しています。


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