『孤独のグルメ』ファン必見! 井之頭五郎さえ気付いていない都内「町中華の名店」4選

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『孤独のグルメ』ファン必見! 井之頭五郎さえ気付いていない都内「町中華の名店」4選

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Boshiko

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大人気ドラマ『孤独のグルメ』。今回は同作主人公の井之頭五郎が行ってそうで行っていない、まだ気付かれていない町中華を4軒紹介します。

町中華に思わずほっこり

 主人公・井之頭五郎が、気の向くままにひとりで食事を楽しむシーンが印象的なテレビドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京系)。そんな同作で筆者が特に好きなシーンは、五郎が場末の食堂や町中華に訪れるときです。

松重豊さん演じる井之頭五郎が主人公の『孤独のグルメ』(画像:久住昌之、谷口ジロー、扶桑社、テレビ東京グループ)



 これらのお店には人情味あふれる、温かな店員さんが多く、思わずほっこりしてしまう人も多いでしょう。

 今回は、筆者の主観で選んだ「五郎が好きそうだな」と感じる都内の町中華をいくつかピックアップします。もちろん2021年9月現在、原作・ドラマともに未登場のお店です。言い方を変えれば「五郎がまだ気付いていない」お店。ということで、早速いってみましょう。

1.寿福(自由が丘)

 まず1軒目は、自由が丘駅の中心からしばらく歩いた「寿福」(目黒区緑が丘)です。

チャーハン(画像:Boshiko)

 店構えは“ザ・町中華”ではなく、少々小ぎれいな印象で、自由が丘にしてはリーズナブルなお店です。出前も行っているようで、定員さんがバイクでさっそうと配達に出ていきます。筆者はお昼時に訪問しましたが、先に数組ほど先客がいました。どうやらレバニラが人気のようで、売り切れとのこと……。

 チャーハンを注文したところ、ゴロゴロとしたお肉が入っていて、ぜいたく感を味わえました。

 高田純次さんも通うお店のようで、店内には彼のカレンダーが貼ってあります。新型コロナの影響で、カウンターは一席ずつ間隔を空けて着席していたので、ゆったりとしたスペースで食事ができました。

 次回は早めに来店して、レバニラを食べてみようと思いました。

2.三幸園(神保町)

 神保町はどこかノスタルジックでストーリー性を感じ、ひとりの男を引き付けるには十分すぎるほどの魅力があります。筆者の勝手な考えですが、五郎は神保町が好きそうなイメージがあります。

「三幸園」(千代田区神田神保町)は神保町駅のA7出口を降りて、すぐに見えてきます。目印は大きな赤い看板です。広々とした3階建てのビルで、お昼時はどのフロアもお客さんでいっぱい。フロアごとに店員さんがいて、非常に活気があります。

「餃子定食」(画像:Boshiko)



「餃子定食」はギョーザを水ギョーザに変更できるため、筆者は水ギョーザにしました。ギョーザが漬かっているスープはしっかりとダシが効いており、ギョーザにもしっかり染みています。

 ごはんの上にスープとギョーザをのせて一気にかき込めば、まさに至福の一時。その他の中華メニューも豊富で、どれも魅力的です。もし大食いの五郎が来店したら、間違いなく2~3品は頼んでいるでしょう。

3.つばめ(二子玉川)

 ハイソサエティーなイメージのある二子玉川ですが、意外にも町中華が存在します。二子玉川駅から高島屋方面に数分歩いたところにある「つばめ」(世田谷区玉川)です。
ランチは5~6種類ほど用意されています。

タンメン&カニチャーハンのランチセット(画像:Boshiko)

 ボリューミーなタンメンに、カニチャーハンが付いて1000円以下というコストパフォーマンスの良さ。中華らしい濃いめの味ですが、非常に食べやすく、気づいたら完食していました。

 コップで出されたお水をお代わりしようとしたら、ペットボトルがどかっとテーブルに置かれ、「これ飲んでね~」と接客もワイルドで、どこか町中華っぽさを感じます。

 また、つばめから徒歩30秒ほどのところに「上海」という町中華もあり、そちらもおすすめです。家庭的な中華料理を提供するお店で、どこかホッとするような安心感があります。

4.梅林(五反田)

 東急五反田駅から徒歩約5分の「梅林(メイリン)」(品川区東五反田)。平日の14時に訪れたところ、先客は誰もいませんでした。しかし10分ほどで続々とお客さんが押し寄せ、あっという間に満席に。すべてスーツ姿の男性客で、遅めのランチといったところでしょうか。

肉ソース焼きそば(画像:Boshiko)



 数分オーダーに迷った後、筆者が注文したのは「肉ソース焼きそば」です。感想ですが、とにかくボリューミーで食べごたえ抜群。ゴロゴロしたお肉がたくさん入っていて、男性客にはうれしいところです。

 メニューを見るととにかく焼きそばの種類が豊富で、選ぶのに迷います。人気ゆえにどんどんメニューが増えたのかと思いましたが、案の定、お客さんのほぼ全員が焼きそばを注文していました。プラス200円で大盛りにできますが、普通盛りのボリュームから考えると、相当な大盛りになるでしょう。

点数ではなく直感で選ぼう

 都内には多くの町中華がありますが、どの店も味やテイストが違うので、それぞれ比較してみると非常に楽しいです。

 五郎は作中、フラっと訪れた街でおいしそうな店を偶然見つけます。リサーチゼロで自分の勘だけを頼りにしていて、なんともさえています。

 インターネットが普及した現代では、失敗を避けるためグルメサイトの点数情報ばかりを気にしてしまう人も多いでしょう。でもたまには、ふと立ち寄った街で、直感を頼りに外食を楽しんでみませんか?

 なにも考えずに立ち寄った1軒が実はすごくおいしいお店だった……なんてこともあり得ます。そんな偶然をもっと楽しめるようになれば、五郎のように、豊かな“ひとりメシ”の時間を過ごせるでしょう。

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