昭和の小学校に必ずあった「飼育小屋」が知らぬ間に姿を消したワケ

昭和時代の小学校にあった動物の飼育小屋。しかし今ではその数を急激に減らしています。いったいなぜでしょうか。エデュケーショナルライターの日野京子さんが解説します。


戦前から行われていた動物飼育

 昭和の小学校に、ウサギ小屋やニワトリ小屋、小鳥小屋といった飼育小屋は当たり前のようにありました。生き物係は朝や業間休み、昼休みに餌をやったり、水を交換したりと、クラス内では責任ある係のひとつでした。

 動物もそれぞれ性格があり、凶暴なニワトリは一様に嫌われることも。飼育小屋のある小学校に通っていた人はひとつやふたつ、記憶に残るエピソードを持っていることでしょう。

小学校のウサギ小屋のイメージ(画像:写真AC)

 そもそも、なぜ小学校でウサギやニワトリを飼うようになったのでしょうか。

「東京未来大学研究紀要 第7号(2014年3月発行)」記載の「昭和10年代の理科教育における「学校飼育動物」を用いた教授内容と実践記録」によると、小学校での動物飼育は明治後半から行われるようになり、昭和10年代後半に初等科理科教育の一環として、ニワトリやウサギが飼育され、広がっていったとされています。

 このように、小学校での動物飼育は国の教育方針もあって長い歴史を持ち、当たり前のように行われてきました。

 それこそ、祖父母世代から「小学校で何かしらの動物を飼っている」という環境ですから、子どもや親としても「なぜ小学校で動物を飼育するのか」とわざわざ疑問に思う人も少なかったと考えられます。

感染症への危惧


【図表】学校で「動物飼育」経験がある人の割合

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