『おかえりモネ』東京編が過去の朝ドラと決定的に違うコト 「傷ついた人」に寄り添う脚本の温かさとは

2021年5月から放送中のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』。作中には、愛する人との別離をきっかけに深く傷つき、依存症を抱えたという設定の人物も登場します。「弱さ」への向き合い方を本作はどのように描いているのか。フリーライターの苫とり子さんがじっくり解説します。


決して他人事ではない、身近な問題

 新型コロナウイルス感染拡大による社会不安の増大や、家にいる時間が増えたことによる飲酒量の増加、依存症からの回復を手助けする“自助グループ”の活動自粛などの理由から、さらにアルコール依存への懸念が高まっています。

 そもそもなぜ、人は依存症になってしまうのか。

 精神科医の松本俊彦さんはコラムの中で、

1.「依存症患者さんの多くが、アルコールや薬物の使用量が増加した時期には何らかの苦痛を抱えたり、現実生活で困難に遭遇したりしているということ」

2.「依存症患者さんが依存対象として選択している薬物の多くは、これまでその人が抱えていたコンプレックスや生きづらさを解消し、弱点を補ってくれる作用を持っているということ」

と、ふたつの理由を挙げています(NHK福祉情報サイト「ハートネット」より、コラム『人はなぜ依存症になるのか』)。

「やめたくてもやめられない」……つらい状況に陥っている人のイメージ(画像:写真AC)




 つまり依存症患者は何かしらの“生きづらさ”を抱えており、それに伴う苦痛から逃れるためにアルコールなどを摂取しているのです。

 特定の物質や行為により、ドーパミンという快楽物質が脳内に放出され、一時的に強い快楽や喜びを得ることができます。それを脳が報酬(ごほうび)と認識することによって、再び同じ感覚を味わうために対象にのめり込んでいく……これが依存症になるプロセスです。

過去の朝ドラでも描かれた「弱い人」


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