港区セレブの就業率は低い? 在住女性が語る赤裸々実態、裏付けデータにネット騒然「他の区とは次元が違う」

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港区セレブの就業率は低い? 在住女性が語る赤裸々実態、裏付けデータにネット騒然「他の区とは次元が違う」

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あっと驚く衝撃の場面、感心させられる発見や豆知識、思わず涙を誘う感動の出来事……。SNS上では毎日、新鮮な話題がいくつも発信されています。そのなかから「東京」に関連するものを厳選してご紹介します。

東京23区でも特別・特殊な区

 東京23区の中でも、ひときわ特別な存在感を放つ「港区」。

 麻布、赤坂、六本木。この街に住み、この街に住む人たちとの人脈を広げようと奮闘する女性に対して「港区女子」という呼称が作られるなど、何かと注目を集める都心中の都心です。

「港区女子」「港区セレブ」のイメージ。あなたは憧れますか?(画像:写真AC)



 港区に住まう人たちの生活実態とは果たしてどのようなものなのか? 庶民にはなかなか想像の及ばない世界ですが、その一端を垣間見られるデータとつぶやきがツイッターに投稿されて、ユーザーたちから驚きの声が上がりました。

「周りに共働きの女性がいない」

 投稿したのは、同区在住の医師プードクちゃん(@poodocc)さん。

「港区に住んでて周りに共働きの人が誰もいないんだけど、データを見てもやっぱそれは間違ってないことが分かった……」

 そんなコメントとともにアップしたのは、東京23区ごとの在住女性における「合計特殊出生率」(縦軸)と「20~49歳有配偶女性の就業率」(横軸)を表した散布図。

 グラフ上で右上に位置している区ほど、子どもを多く産みかつ働いている既婚女性が多いことを意味しています。

 こうした散布図は縦軸と横軸ふたつのデータの関係性を表す際に使用するグラフで、図上に描かれる点(プロット)位置は、ある程度の規則性をもって点在するのが一般的。

 しかし投稿されたグラフでは、港区だけが明らかにほかの22区と異なる位置にポツンと孤立しているのです。

出生率が高く、専業主婦が多い街

 図の左上に記された港区のプロットはつまり、合計特殊出生率が23区で最高であり、さらに20~49歳既婚女性の就業率は23区で最低ということを意味しています。

 夫婦で共働きをしなくても、夫の稼ぎだけで都内で最も多くの子どもを育てられる――。そんな裕福な実態をうかがい知ることのできるデータです。

 同じ投稿でプードクちゃん さんはさらに、

「しかもこの就業率に入ってるか分からないけど、夫の会社の役員とかになってるけど(※職業上の肩書きは持っているけど)実際は働いてない人ばかりで、外食とかで家で全く料理しない人がめちゃくちゃ多い(笑)」

「知り合うのが時間を持て余した有閑マダムが多いからかもしれないけど、コロナ前なんかは犬のお散歩で2時間くらい井戸端会議しててそれはもう有益な情報交換が進みました」

とも言及。自身の肌感覚と併せて「港区妻」たちの就業実態、その“有閑ぶり”を赤裸々に告白しました。

合計特殊出生率が23区で最高。既婚女性の就業率は23区最低。他区とは一線を画す港区の実態(画像:写真AC)



 これを見たユーザーたちからは、

「港区だけ次元が違いますね」
「港区って特殊な地域なんだなぁ」
「確かにマンションや近所の公園でも『金持ちケンカせず』を体現したような奥さまお見かけする」

と、驚きや納得のリプライ(返信)が次々と。

 さらに、

「ていうか、東京23区内だけでも、これほどライフスタイルの地域差が大きいってスゲー」
「就業率が高い区でも60%弱ということに驚いた。都内は働き続ける人が多数かと思っていた」

と、ほかの22区も含めた東京全体の俯瞰的実相に興味を持つ人まで、さまざまな反応が寄せられています。

お金持ちが目立たずに暮らせる街

 プードクちゃん さんいわく、

「(港区在住で)会社員として働いている女性は、私の友人にはいません。結婚している人は専業主婦や家族の会社の役員や自営などをしている人が多いです」。

 そんな異次元な街・港区に住む魅力とは、どのようなものなのでしょうか?

「徒歩圏内に全てがそろっていてとても便利な立地なのに、都心部では一番緑が多く、住宅地は静かで落ち着いた環境です」

「開業医でさえ経済的には“下の方”になるくらい、資産家など富裕層がたくさん住んでいて、タワマンだけの地域より年代も住民属性も幅広いためか、無駄なマウントが起きません。私は違いますが、お金持ちでも目立たないで生活できます」

 とにかくケタ違いの富裕層が多数住まう街。逆に言えば、富裕層が他のエリアに住むと妙に浮いてしまって居心地が悪いのかもしれません。そういう意味で港区は、富裕層が日々穏やかに暮らすためにこそ必要なエリアとも言えます。

六本木ヒルズ(画像:写真AC)



 でも、たとえ港区生まれ・港区育ちではなくても「港区女子になりたい!」と願望を抱く若い女性も少なからず存在します。

 ずばり、その夢をかなえるために必要なこととは?

「特技、資格、勉強、美容、人間関係など何でもいいので、誰にも負けないものを身につけて、自分に自信を持てるようにしてください!」(プードクちゃん さん)

 どんな夢であれ実現には努力が欠かせないようです。

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