夫婦「家事・育児分担」のリアルを描いた図が話題に! ぐうの音も出ない夫にツイッター民1.5万人がエール「あるある」「自信が湧いてきた」
2021年8月15日
ライフあっと驚く衝撃の場面、感心させられる発見や豆知識、思わず涙を誘う感動の出来事……。SNS上では毎日、新鮮な話題がいくつも発信されています。そのなかから「東京」に関連するものを厳選してご紹介します。
40個に細分化された家事・育児タスク
夫と妻の家事・育児分担に関する話題は「永遠の論争」と呼ばれるほど、常に熱気を帯びて語られます。夫も妻もお互いに言い分があり、それらが今まで蓄積された言葉にならないさまざまな感情をまといながら、浮き沈みを繰り返しています。

そんななか、論争について実にリアルな「図」がツイッターにアップされ、話題を集めています。8月15日時点で1.5万いいね を獲得。投稿したのは東京在住で、妻・娘と3人暮らしをしている前田晃平さん(@coheemaeda)です。
図は「私(前田さん)」と「妻」を横軸に、「定期」「不定期」を縦軸にしたシンプルなもので、図内には灰色の円で記された家事・育児の各タスクが書き込まれています。図の左側にある円は「私」が普段行っているタスクで、右は「妻」のタスクを意味しています。
各タスクをよく見ると
・掃除機
・トイレ掃除
・哺乳瓶消毒
・シンクの掃除
・娘の髪をとかす
・ウオーターサーバーの水換え
などさまざまで、その数なんと計40個!
図に添えられたツイッターのつぶやきには、作成の経緯が書かれています。
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妻「もっとちゃんと家事育児やってよ」
私「カチーン! なんでよッ! 俺、めっちゃ頑張ってんじゃん。皿洗いも風呂洗いもゴミ捨ても全部やってんじゃん!むしろそっちがやってよ!」
妻「じゃあ、お互いのタスク、書き出してみるか」
私「お、やったろうやないか」
その結果はこちらです
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ということで早速、前田さんに話を聞きました。
「お互いの不満を丁寧にすり合わせよう」
――この図を作るきっかけを教えてください。
私と妻、お互いのタスクの偏りに不満があったことです。
――円のタスク数はだいぶ奥さま寄りですね。前田さんはこれまで、ご自身の家事・育児への貢献度は世の男性より上だと思われていましたか。
上だと思っていました。育休も取得していましたし、相対的に見て、世の男性よりよっぽどやっている――という認識でした。しかし改めて考えると、相対評価は関係なかったですね。今実際どうか、が大事なので……。
――タスクが非常に細かく抽出されています。図作りにどのくらいの時間をかけられましたか。
割と思いつくままにやったので、1時間もかからなかったです。
――出来上がった図を見て感じた、第一印象を教えてください。
「こんなはずじゃなかった」です。
――このような現実との「認識の差」はなぜ生まれてしまうのでしょうか。
私が「見える家事」しかやっていなかったからです。妻は、私から「見えない家事」もたくさんやってくれていました。当事者意識の差で、「見える家事」と「見えない家事」が出てくるのだと思います。
――世の夫婦がお互いを責め合うのではなく、本当の意味で協力していくためには何が必要でしょうか。
コミュニケーションです。日々、お互いが考えていること、不満に思っていることを丁寧にすり合わせる必要があります。仕事のチームメンバーとなら、それくらいやっていますよね。家庭のチームも、もっと大切に考えるべきです
――記事の読者にひと言をお願いいたします
ぜひ、図を作ってみましょう。この図はまだ完璧ではなく、いろいろと単純化しているので、それぞれのご家庭にあった形でチューニングしながら、取り組んでくださいね。
※ ※ ※
なお前田さんは、訪問型の病児保育などに取り組む認定NPO法人のフローレンスに在籍し、マーケティングや事業開発に従事。5月には初の著書となる『パパの家庭進出がニッポンを変えるのだ! ママの社会進出と家族の幸せのために』(光文社)を発表しています。

今回の投稿に対して、ツイッター上では
「夫婦間での認識の違い。あるあるですね」
「これみたらなんだか自信が湧いてきました!」
「なんか ニンマリとしました」
などの感想が寄せられています。
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