図鑑ワールドを全力体験! 斬新なデジタル最新技術を楽しめる都内「エデュテインメント施設」とは
2021年8月12日
お出かけ近年、都内に相次いでオープンしているデジタルアート系エデュテインメント施設の魅力について、文殊リサーチワークス・リサーチャー&プランナーの中村圭さんが解説します。
バーチャルのチョウを捕まえられる体験も
また、チームラボとKDDIは「GINZA 456 Created by KDDI」(中央区銀座)で6月30日から8月22日まで、スマートフォンでチョウを捕まえ、コレクション図鑑をつくる展覧会「GINZA 456 & チームラボ:捕まえて集める境界のない群蝶」を開催中しています。
「捕まえ、観察し、解き放つ」をコンセプトに、探索し、さまざまな種類のチョウを捕まえ、観察し、自分のコレクション図鑑をつくっていく新しい学びのプロジェクトです。
スマートフォンアプリ「GINZA 456 & teamLab」をダウンロードし、アプリのカメラで空間を羽ばたくチョウを見て「観察の矢」を放つと、現実の空間に矢が飛んでいき、矢が当たったチョウは消え、自分のスマートフォンの中に捕まえることができます。

捕まえたチョウをアプリのカメラで見えている場所に投げ込むと、リリースされてその場所に戻り、チョウはリアルな世界とデジタルな世界を行き来します。観察したチョウの情報はアプリの図鑑にコレクションされ、同じチョウでも捕まえれば捕まえるほど、より詳しい情報が書き込まれていきます。
夏休みの昆虫採集が思い出されるようなプログラムと言えるでしょう。スマートフォンにとまるチョウの動きなど、きめの細かい演出にも心動かされます。
期せずして図鑑をテーマにした施設が相次いでオープンしていますが、図鑑という言葉には子どもだけでなく大人も引かれるものがあるのではないでしょうか。図鑑は子どものころ百科事典と並んで親が買いそろえてくれる書籍であり、特に夏休みは自由研究などで図鑑を見る機会が多く、夏休みの思い出と共に懐かしく思い浮かべる人もいるでしょう。いずれも夏休みに親子で利用するのにはぴったりな施設と言えます。
源流は2006年から
エデュテインメント施設の代名詞と言える「キッザニア東京」(江東区豊洲)が2006(平成18)年にオープンしてから15年がたちましたが、同施設はその後多様化し、現在もさまざまな形態で活発に開発が進展しています。そのひとつの方向性がデジタルアート系エデュテインメント施設です。

2015年にオープンしたチームラボの「チームラボ学ぶ!未来の遊園地」(埼玉県富士見市、その後神奈川県平塚市などにオープン)では、自分で描いた魚がスクリーンのなかの水族館で他の魚と一緒に泳ぎだす「お絵描き水族館」や、すべり台でボールに当たるとフルーツが育つ「すべって育てる!フルーツ畑」など、そのインタラクティブ性の高いアトラクションが子どもに人気を呼び、デジタルアート系エデュテインメント施設の可能性を提示しました(現在は営業を終了)。
おすすめ

New Article
新着記事
Weekly Ranking
ランキング
- 知る!
TOKYO - お出かけ
- ライフ
- オリジナル
漫画