星野源&新垣結衣は、なぜ「コロナ禍」にあえて結婚を決断したのか?

世間をあっと驚かせた、女優・新垣結衣さんと歌手で俳優の星野源さんの結婚。コロナ禍での発表だったからこそ、ふたりの「本気度」が感じられると、フリーライターの真砂町金助さんは指摘します。その意味とは?


注目すべき「交際に至る経緯」

 あのガッキーが結婚……! 女優の新垣結衣さん(32歳)と歌手で俳優の星野源さん(40歳)が結婚するという突然の発表は、東京の街、日本列島、そして世界に衝撃を走らせガッキーショックを引き起こしています。

 あまりの衝撃に、発表当日の2021年5月19日(水)から仮想通貨ビットコインが大暴落。実際これまでも、因果関係は不明ながら芸能人の結婚発表が株価を暴落させたとされる事例は少なくなく、市場関係者は警戒感を強めています。

2021年5月19日に結婚を発表した新垣結衣さん(右)と星野源さん。2017年撮影(画像:時事通信フォト)



 そんな“大事件”となった新垣さんと星野さんの結婚。交際のきっかけがTBSテレビ系のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)』での夫婦役共演だったことから、翌朝の民放各社の情報番組ではドラマになぞらえるように経緯を解説しています。

 祝福の気持ちと同時にやはり喪失感もぬぐえないわけですが、今回の報道で最も注目すべきなのは、ふたりの「交際へ至る経緯」です。

「逃げ恥」が放送されたのは2016年のこと。その際ふたりの仲はあくまでドラマの中だけのものだったようですが、2021年1月に放送されたスペシャル版の撮影で再会したことにより交際がスタートしたというではありませんか。

 まさに、この交際スタート時期こそが重要なわけです。

 同年5月現在、新型コロナ禍で東京では外出にも気を遣う情勢が続いています。とりわけ避けられるのは人と人との接触です。

東京からカップルが消えたコロナ禍

 筆者も当然普段の外出は控えていますが、仕事柄どうしても繁華街での人流ウオッチなどが欠かせません。そこで気づくのは、コロナ禍の街中で確実に減っているのは「カップル」だということ。

 コロナをめぐっては数多くの課題が山積しているために見落とされがちですが、これは――街中のカップルが減少しているというのは、実は非常に大きな問題です。

コロナ禍の東京は、カップルの姿が激減した(画像:写真AC)



 東京には毎春、多くの若者たちが青雲の志をもって上京して来ます。進学、就職、転職、起業……。さまざま大望や野望があるかとは思いますが、その胸中の少なくとも数%は「恋愛」というキーワードが確実に占めているはずです。

 上京組に限らず、コロナ禍の東京では確実に出会いが減っています。

 大学のサークル活動や中学高校の部活動は制限され、テレワークが推進されたことで会社での出会いもない。 何より感染拡大の要因となる飲み会や各種イベントは自粛要請が続いていますから、交際が始まるきっかけもなければ、愛を育む方法についても、これまでのセオリーが完全に崩壊している状態なのです。

 これまで恋愛を取り扱ってきた多くのメディアでも、コロナ禍の「新たな恋愛像」を明確な形で提示できていません。

 このコロナ禍がもたらす恋愛の鈍化、ひいては少子化、東京の街から繁栄が消えることの危機を、筆者は極めて憂慮しています。そんなバカなという人は、ぜひ密を避けながら路上で観察してみてください。手をつないでいるカップルはめっきりと減りました。

手もつなげない恋の始まり

 それも当然です。これまでの恋愛セオリーだと、 手をつなぐことで一歩距離が近づくわけですが、現在は、どんなにさりげなく手をつないでもネガティブな気分は避けられません。

 だからといって、いざ手をつなぐ前にポケットから取り出したアルコールスプレーを手に吹きかけたりしてたら興ざめです。

コロナ禍で生まれるカップルは、いつどうやって初めて手をつなげばよいのか(画像:写真AC)



 そんな、どう考えても恋愛に至ることが困難な危機的状況で交際をスタートさせ、結婚という決断に至った新垣さんと星野さん。ここでさらに注目したいのは、ふたりが結婚を前提として交際を始めたということです。

 この事実は、コロナ禍で恋愛機会が減少している一方、真剣な恋愛が増えていることを示す好例とも見て取ることもできます。

 従前のようなデートをすることが困難な状況にあって、「なんとなくデートする」ところから始まり次第に距離が近づいていくことは減少しています。最初から真剣に向き合う相手とでなければ、あえてデートすることはなくなっているわけです。

 手をつなぐことができるのは、文字通り信頼の証です。手をつなぐという行為それだけだけでも、これまでにない心のつながりが確認できるわけです。

 もうひとつ、今回の結婚報道で注目したいのは、人間の魅力における「文化的素養」の重要性です。

星野源が放つ“本物”の風格

 星野源さんを支持する女性に彼の魅力について尋ねてみると、大抵の人は「才能が豊かであること」を語り、「天才」とまで呼びます。

 シンガーソングライター、俳優、文筆とマルチに活躍する星野さんですが、ディープなオタク趣味もよく知られています。

 これまでもメディアではファミコンソフトの話題で盛り上がったり、思い出のCDとしてテレビ東京系アニメ『serial experiments lain(シリアル エクスペリメンツ レイン)』の主題歌「Duvet」を挙げたりしています。

『serial experiments lain』Blu-ray BOX(画像:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)



『serial experiments lain』は1998(平成10)年に放送されサイバーパンク的な世界感で注目を集めたアニメです。注目を集めたとはいいますが、 当時のオタクの間でも決して視聴者が多かったとは言いがたい、とがりまくった作品でした。

 90年代後半の深夜アニメ勃興期、玉石混交の時代だからこそ実現できた実験的な作品。黒い90年代的サブカルチャー要素をこれでもかと詰め込んだ作品でした。

 アニメも一度見ただけではなかなか理解しきれない内容でしたが、同時に展開したプレイステーション用のゲームはさらに先鋭的なものだったと記憶しています。

 そんな作品の主題歌を思い出のCDだと語る星野さんは、間違いなく“本物”です。

オタク趣味を消費に終わらせるな

 星野さんがガッキーを射止めたことは、ノリの良さとかコミュニケーション能力だとかが優先されがちな現代社会において、自分の信じる文化を愛し、照れることなく口にすることができる人は、女性からも信頼されることを示しているでしょう。

 ようはオタク趣味も、消費に終わらず自らのものにすることができれば、モテにつながる可能性があるというわけです。ともあれ、筆者はガッキーショックで今日は布団をかぶって寝ることにします。


【貴重?】新垣結衣さんキュートなウェディングドレス姿!

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