2年前の「反則タックル問題」で志願者大幅減 日本大学は今年復活を果たしたのか?
2020年3月20日
ライフ2018年5月の「反則タックル問題」で志願者数が激減した日本大学。問題からもうすぐ2年。2020年入試の志願者数はどうなったのでしょうか。教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。
「反則タックル問題」からもうすぐ2年
年明けから本格化した大学入試も終わり、あとは新年度を待つばかりとなりました。2020年度からはセンター試験の代わりとなる新しい「大学入学共通テスト」が実施されるなど、大学入試への注目度は高くなりそうです。
さて、都内の私立大学に目を向けると定員厳格化やセンター試験最終年ということもあり、受験生の安全志向がささやかれました。
その中でも世間の目を集めたのが、日本大学(千代田区九段南)です。

2018年5月に起きたアメリカンフットボール部の「反則タックル問題」で、志願者数を落としてから果たして復活するのか――だったのではないでしょうか。日東駒専(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)の中でも群を抜く知名度を誇る日本大学の志願者数の変化を探っていきます。
順調に増加したAO組と一般入試組
日本大学の第一部(昼間部)全学部の2017年度入学試験で、センター試験利用を含む一般入試での志願者数は11万2003人でした。AO志願者数は1856人に上り、公募推薦の応募者も合わせて日本大学の志願者は約11万5000人と、日本トップクラスの規模になっています。
この傾向は2018年度入学試験でも受け継がれ、一般入試とセンター試験利用者の志願者は11万4000人を超し、AO志願者数も2000人を突破するなど、受験生の日本大学人気が高まっていました。
16学部87学科と国内有数の大規模総合大学であり、大学で所有する書籍は早稲田大学や慶応大学よりも多く、国内の私立大学では1位です。
キャンパスは都内を中心に広範囲に存在し、充実した施設を誇っています。受験生にとっては多種多様な専攻を選択できる上、知名度も高く魅力的に映ります。

都内の私立大学の定員厳格化を背景に、一般入試を避けて日本大学へ手堅く入学したい受験生が増加したのは当然の結果です。

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