表参道駅からたった3分。女性への心づかいにあふれる銭湯は「健康と美容」の楽園

2018年9月19日

お出かけ
ULM編集部

有名ブランドや流行の最先端をゆくお店が集まる青山エリアに、女性客にも人気の「銭湯」があります。100年以上続く老舗でありながら、清潔でリラックスできる現代的な空間を実現させた店主の思いについて聞きました。


青山らしい居心地の良さと、お湯の質にこだわる

 多くのアパレルショップや雑貨店、飲食店、レストランなどが集まり、東京のなかでも流行の最先端をゆく青山エリア。最寄り駅のひとつである表参道駅から徒歩約3分の場所に、創業から100年以上続くという老舗の銭湯があります。しかも、地元の常連客だけでなく、若い女性客も多く訪れているというのです。

「南青山 清水湯」は西洋風の外観が特徴(画像:南青山 清水湯)

 その銭湯の名前は「南青山 清水湯」。青山通りからやや細い路地に入ってすぐの場所にある洋風の外観は、2009(平成21)年4月に行った大規模リニューアルによるものです。

 入口カウンターには女性スタッフを配置し、女性客が1人でも気軽に入りやすい雰囲気。女湯はスペインをイメージした明るい印象の内装、男湯はイタリアをイメージしたシックな内装になっていて、実際にそれぞれスペイン製、イタリア製のタイルを使用しているといいます。

 設備も充実していて、「ジェットバス」「シルクバス」「高濃度炭酸泉」といった多彩なお風呂に加え、女湯では洗髪などに便利な多機能シャワーヘッドも備えています。

「南青山 清水湯」のジェットバス(画像:南青山 清水湯)

「南青山 清水湯」4代目店主の大倉正敬(まさひろ)さん(57)によると、青山という立地もあって、女性が利用しやすい設備や空間を意識しているといいます。

「普段から周辺の美容室やエステサロンを利用されている女性のお客様が多いため、それらに近い感覚で利用いただけるように心がけています。ただ、もっとも大切なのはお客様の美容と健康に役立つ場所であること。銭湯の主役である『お湯の質』にこだわり、いつでも清潔でリラックスできる場所を追求してきました。ありがたいことに女性の間でクチコミが広がり、今では多くの女性に利用いただいています」(大倉さん)

女湯には、洗髪や洗顔などに便利な多機能シャワーヘッドも(画像:南青山 清水湯)。

 店主の大倉さんがこだわる「お湯の質」とは、全館で提供している水のことです。フィルターで水中のミネラル成分を取り除いた「軟水」を使うことで肌への刺激が少なくなり、女性客の間で「肌触りがいい」「ゆっくり浸かることができる」と、好評だといいます。また清潔さを保つため、営業終了後はもちろん、営業中でも頻繁に清掃を行っているそうです。

青山に銭湯があった方が「面白いはず」

「南青山 清水湯」は2018年4月にリニューアル10周年を迎えました。現在でこそ、若い女性客をはじめ、近所の大学に通う学生や社会人ランナー、そして古くからの常連客など、さまざまな利用者で賑わっていますが、2009年のリニューアル以前は施設が老朽化し、「一時は廃業を考えたこともあった」と大倉さんは話します。

「近年、銭湯が次々と消えていくなかでも、『青山の地から銭湯をなくしたくない、それに青山という場所に銭湯があった方が面白いはずだ』という思いが強くなり、リニューアルを決めました。そのため、たくさんの施設を徹底的に研究して、お客様が日々の疲れを癒すことのできる場所を私たちなりに作ってきたのです」(大倉さん)

 お客様の「気持ちよかった」という声を聞くのが何より嬉しいという大倉さん。お風呂の基本である、お湯の質と清潔さへのこだわりが、結果的に若い女性も含めた幅広い客層からの支持につながっているのでしょう。

●南青山 清水湯
・住所:東京都港区南青山3-12-3
・交通アクセス:銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」A4出口より徒歩2分
・開館時間:平日12:00~24:00、土休日12:00~23:00
・定休日:金曜日
・料金:大人460円、 サウナコース(入浴料込)1000円


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