在宅勤務の宿命? 話題の「コロナ太り」で何割の人がぽっちゃり化したのか?
2021年3月3日
ライフ新型コロナの感染拡大で話題となっている「コロナ太り」。実際どのくらいの人が太ったのでしょうか。ホットペッパーグルメ外食総研・上席研究員の有木真理さんが解説します。
コロナ太りの実態とは
ダイエットや健康は、今や誰にとっても注目のキーワードです。近年は「正月太り」「夏太り」などをテーマにしたテレビ番組や雑誌の特集をよく目にします。
そんななか、多くのメディアで最近取り上げられているのが「コロナ太り」です。
このコロナ太りの実態に迫ろうと、筆者(有木真理)が上席研究員を務めるホットペッパーグルメ外食総研では、2020年11月に調査を行いました。
緊急事態宣言が発令された2020年4月以降、体形に変化があったか否かを質問したところ、男性の27.2%、女性の34.6%は変化があったと回答。そのうち、「太った」と答えたのは男性が19.1%、女性が24.5%。一方で「痩せた」と答えた男性は8.1%、女性は10.1%となりました。
コロナ太りと言われるわりには、太った消費者と痩せた人の差があまり大きくなかったため、筆者は意外性を感じました。
コロナ禍で問われる自己管理能力
外出自粛とリモートワーク中心の仕事で、通勤やレジャーといった日常的な活動が制限されているため、消費カロリーは当然減り、体重は増えがちです。そのような人たちが圧倒的に多いと予測していましたが、結果はそうではありませんでした。

日常的に運動習慣がある人たちは通勤時間が無くなったことで、時間を創出し、ランニングや筋トレなどの軽いワークアウトを日常的に取り入れたため、体重の減少につながったと考えられます。オンラインヨガやオンラインクロスフィットといったワークアウトもこの1年で大きなブームとなり、さまざまな関連アプリも登場しました。
また、コロナ禍でビジネス上の会食も減ったこともあり、食生活をコントロールして体重減少につなげた人もいるでしょう。
いずれにせよ、コロナ禍の生活変化が計30%前後の消費者に影響を及ぼしたことになります。このことからも、食生活がいかにライフスタイルと密着しているかが分かります。
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