仕方なく入居したシェアハウス 東京で「居場所」を求めさまよう女性の行く末は
2021年2月21日
ライフあなたには「居場所」はありますか? 安心できる場所、活躍できる場所、大切な人がいる場所。そんな自分にとって居心地の良い場所をこの東京で見つけるにはどうしたら良いのでしょうか。その答えを示唆する小説『足りないくらし』(徳間文庫)を、フリーライターの夏野久万さんが紹介します。
安心できる場所を手に入れたい
家族や恋人といっしょにいても、会社で仕事をしていても、ふと「自分の居場所がない」と感じてしまう……そんな人もいるでしょう。大勢の人がいるのにそれぞれ価値観が違い、知り合うことも交わることもほとんどない東京でなら、なおさらかもしれません。
一体、自分の居場所はどこにあるのか。そもそも居場所とはどういうものなのでしょうか。
辞書によると「人がいるところ」「その人が心を休めて、活躍できる環境」とあります。つまり、そこにいることで安心でき、自分が活躍できると感じる場なら、それこそが居場所となるはずです。

最良の居場所には、たくさんのプラスの要素が漂っています。人によっては、まるで魔法に掛かったように、普段の自分とは違う心持ちになれることもあるでしょう。
しかし、たとえ同じ場所にいてもそうは感じない人もいて、「ここではないどこか」「もっと素敵な場所」を求めてずっと居場所を探し続けている人もいます。
では、どうすれば人は「ここが自分の居場所」と感じられるのでしょうか。
その答えを示唆する小説があります。『足りないくらし』(徳間文庫、深沢潮)。これは、あるシェアハウスに住む訳あり女性たちを描く物語です。
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