博多でもマイナーだった「もつ鍋」が90年代東京に大ブームを巻き起こした理由

寒い時期にかかせない鍋。そんななか、男女ともに支持を集めるのがもつ鍋です。その歴史について、フリーライターの小西マリアさんが解説します。


かつては博多でもマイナーな食べ物だった

 東京人は健康志向で、野菜を中心とした食生活にしばし関心を寄せますが、その一方、肉料理にも目がありません。とりわけ焼き肉は低価格の店から高級店まで幅広く、身近な存在と言えます。

 そんな焼き肉ですが、過去と比べて東京で一般的となったのは内臓肉(もつ)です。

 東京は関西以西に比べて、内臓肉を好む人が決して多くありませんでした。現在はそれらを売り物にする店が増えて女性客にも人気ですが、かつてはそうした光景は皆無でした。

 そんな東京人が内臓肉のおいしさを知ったのは、1990年代前半に起こった「もつ鍋ブーム」でした。

もつ鍋(画像:写真AC)

 もつ鍋はもともと博多の名物として知られていますが、東京でブームが起こる数年前までは、博多でもマイナーな食べ物でした。

 1985(昭和60)年頃は、福岡市内でもつ鍋を出す店は20~30軒程度で、当時の名物は「水たき」でした。当初、安くておいしいスタミナ料理を求める男性がもつ鍋需要を支えていましたが、大衆化させたのは女性たちです。

 もつ鍋はキャベツやニラなど野菜をたっぷりと使っており、もつは脂肪分がそぎ落とされています。結果、高タンパクで低脂肪、低カロリーで、野菜もしっかり取れるとして博多の女性たちの間で評判となったのです。

火が付いたのは銀座の店舗から


【画像】ぐるなび「鍋グランプリ」で敢闘賞に輝いた「もつ鍋」

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