東京の20~30代女性「住みたい街」、2位に急浮上した意外な街

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東京の20~30代女性「住みたい街」、2位に急浮上した意外な街

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東京に住む20~30代の独身女性の「住みたい街」ランキングが発表されました。2位には、ちょっと意外な街もランクイン。あなたが住みたい街は何位に入っているでしょうか?

上位常連の「恵比寿」を抑えて……

 不動産仲介や設計・施工などのリノベーション事業をリノベーション事業「ゼロリノベ」を展開するgroove agent (港区北青山)はこのたび、東京に住む20~30代女性の「住みたい街の駅ランキングを発表しました。

 上位常連の吉祥寺(武蔵野市)や恵比寿(渋谷区)に加えて、本調査では意外な駅が2位にランクイン。その理由は? さっそく順位を見ていきましょう。

1位、「おしゃれな街だから」

 アンケート調査は2020年12月5日(土)、東京都在住の独身女性2000人を対象にウェブ上で実施。「住みたい街の駅」とその理由を尋ねました。

「住みたい街」ランキング、20~30代独身女性に絞った調査の結果は?(画像:写真AC)



 トップ5にランクインした駅とその理由を順に紹介します。まずは、「住みたい街」関連のランキングで常に上位に入る“定番”の2駅から。

●吉祥寺(1位、123票)

・都心へのアクセスがいいが、都心すぎず、今の年収でも現実的に住めそうだから
・住みやすそう。落ち着いている。都心へのアクセス良い。
・都内でもすごく土地が高くない
・治安が良い
・ショッピング、日用品、薬局、公園、病院など全てそろっている
・井の頭公園が好き
・おしゃれな街で楽しく住めそうだから
・人気だから
・街の雰囲気が好きだから

「おしゃれな街」というイメージに加えて、物件価格が若い世代にとっても現実的というのが人気の理由のようです。

3位は「都心の洗練された街」

 続いても「住みたい街」ランキング常連の駅です。

●恵比寿(3位、54票)

・山手線沿線で徒歩圏内にいろいろな施設がそろっているから
・利便性、安全性
・ショッピングモールもあるし都心だから
・都会的でおしゃれなお店が多く、かつ少し離れると人が減り落ち着くから
・治安が良さそう
・洗練された街だから

 東京都内でも特に資産価値が高いとされる山手線沿線の同駅。新宿や渋谷などの巨大ターミナル駅より上位に選ばれるのは、治安の良さや人が多過ぎないといった点が住むのに向いていると判断されるからのようです。

「ルミネがあるから」4位に

 お次は、近年になって注目を集めるようになった街です。

●北千住(4位、51票)

・物価とアクセスの良さを鑑みて
・下町ながら交通の便も良く都心よりは少し離れているが何でもそろう
・都心ほど家賃が高くないけど、アクセスが良かったり駅前でいろいろそろうから
・住まいや暮らしの価格がリーズナブルなところ
・いろいろな路線が走っててアクセスが良い
・今住んでいるところよりは家賃が安そうだし、「ルミネ」があり買い物が便利

住んでいる駅の駅ビルが「ルミネ」だったら、若い女性にとってはお買い物の機会が増えそう(画像:写真AC)



 選出の理由に並ぶのは、1位の吉祥寺と同様、「家賃が高過ぎない」「都心へのアクセスが良い」「物価がリーズナブル」といった若い世代にとっての暮らしやすさ。

 ファッションやコスメなど流行のアイテムがそろう駅ビル「ルミネ」がある街に住んだら、都心まで出掛ける必要がほとんど無くなりそうです。

東京3大オタクの聖地が2位・5位

 さて、残る2位と5位は、独自のカルチャーが築き上げられていて特に若い世代に人気の街がランクインしました。

●池袋(2位、55票)

・生活の利便性と交通の便の良さ
・普段遊びに行くから
・職場や商業施設へのアクセスの良さ
・都心だしアニメ関連の店もあるし、買い物は便利
・何をするにも困らない
・好きな街だから

アニメ関連のショップはもちろん、ファッション・コスメ・飲食の店も充実している池袋(画像:写真AC)



 リクルート住まいカンパニー(港区芝浦)が毎年発表する「SUUMO住みたい街ランキング」の2020年関東版では8位だった池袋が、本調査では2位にランクイン。

 20~49歳の男女に調査したSUUMOに対し、20~30代の女性に絞った本調査ではより高い支持を集める結果となりました。

 上記の選出理由にもあるように「アニメ関連の店」が多いことは若い女性を引き付ける大きな要因のひとつとなっているようです。

 80~90年代頃までは、何となく“ダサい街”などと言われてきた池袋のイメージは、若い世代の間で着実に変化を遂げています。

新宿まで快速で5分という便利さ

 5位も、秋葉原や池袋と並んで「東京3大オタクの聖地」などと称される街がランクインしました。

●中野(5位、46票)

・物価は安いが都心へのアクセスの良さ
・街のカルチャー、雰囲気
・家賃の安さ
・お店が多くあり利便性が良い
・立地の良さ
・都心すぎず、田舎でもないから

 長年ファンに愛されるショッピングビル「中野ブロードウェイ」をはじめ、駅周辺全体がサブカルチャーの博物館のような街・中野。さらに新宿駅までJR中央線で約5分(快速)という便利さも相まって、若い世代の支持を集めるのは必然と言えるでしょう。

街選びの基準、「利便性」がトップ

 ちなみに同調査によると、20~30代の独身女性が考える「街選びの優先度」は次の通りでした。

20~30代独身女性の「街選びの優先度」(画像:groove agent)



・交通・買い物の利便性:71.48%
・雰囲気:14.26%
・地価・物価:9.45%
・治安・災害時の安全性:4.81%

若年世代の女性ならではのランキング

 同社は

「アクセスの良さや買い物のしやすさなどの『利便性』は男女問わず共通することですが、おしゃれさや落ち着きなど『街の雰囲気』を優先するのは女性特有ではないでしょうか。調査では『おしゃれな雰囲気の街に住みたい』という声のほか『商店街があり下町感に魅力を感じる』という声も寄せられました」

と評しています。

 同調査では6位以下、全330の街とそれぞれの得票数を発表しています。

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