会社に属して働くことの価値とは? 新型コロナと「在宅勤務」を機に考える
2020年4月1日
ライフ新型コロナウイルス感染拡大で、在宅勤務という「疑似フリーランス」を経験している人が増えています。その今後について日沖コンサルティング事務所代表の日沖健さんが解説します。
新型コロナがきっかけになるか
新型コロナウイルスへの対応で、テレワークや在宅勤務を導入する会社が増えています。
特に2020年3月25日(水)夜に小池都知事が緊急会見を行い、都民に対して不要不急の外出を控えるだけでなく、平日も仕事はできるだけ自宅で行うよう要請したことから、都民は働き方の変更を迫られています。
今のところテレワークや在宅勤務は、新型コロナウイルスという危機に対応するための時限的措置という位置づけです。ただ、これをきっかけに、都民・日本人の働き方が大きく変わるかもしれません。

いろいろと予想される変化の中から、「フリーランサー化」という現象について考えみましょう。フリーランサーとは「特定の組織などに属さず、独立してさまざまなプロジェクトに関わり自らの専門性などのサービスを提供する、多様で柔軟な働き方」(内閣府)です。
今後、世界の潮流に
つい1か月前まで、東京など首都圏に働く多く人にとって、どこかの会社に所属し、電車など公共交通機関を使って通勤し、9時から17時までとか決められた時間を働くというのは、ごく普通のことでした。
ただ世界的にフリーランサーが増加しています。

アメリカでは、全労働者の35%に当たる5670万人がフリーランサーとして働き、その収入は建設・交通など主要産業の規模をすでに上回っています(米UpWork「Freelancing in America 2019」)。
今後も会社員は減る一方、フリーランサーは増え、2027年にはアメリカの労働者の半数がフリーランサーになる予測されています。

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