南国風のタイル絵がまぶしい大田区「八幡浴場」で軟水に身を委ねるの巻【連載】TOKYO銭湯ザンブリコ(7)
2021年1月1日
お出かけソーシャルディスタンスな散歩を満喫したら、街角の銭湯でザンブリコ――。散歩と銭湯巡りをこよなく愛するコラムニストの島本慶さんが、東京の魅力的なコースへとお連れします。リニューアルした本連載、第7回は、目黒区の洗足からスタートです。
洗足池公園でニシキゴイとカモ発見
東急目黒線は洗足駅(目黒区洗足)を出て、環七通りの北千足五又路を渡って東急大井町線の北千足駅方向へ。右側に赤松小学校を見て、通りすぎつつその角からさらに坂を下り、2本目の十字路を右へ。しかしこのあたりは坂道が多いっすなぁ。
おぉっと見えてきたのが、今回の散歩コースであるところの洗足池公園であります。何やらいい雰囲気ですよ、親子連れやら老人夫婦が池っ縁の橋というか何というか歩いてます。
下を見ると、ニシキゴイやカモがまるでお友達のように寄り添って泳いでおります。うーん鯉こくをすすりつつカモ肉で一杯やりたくなります。違うか。
どうやらこの公園は犬の散歩オッケェみたいですな。でまぁ池沿いに左をグルリと歩き続けます。しばらく行くと、おぉっとボートを借りることもできるみたい。400円からですと、その前の中原街道の向かいが、東急池上線の洗足池駅です。
私はそのまま池沿いに歩を進めます。すでに夕方5時近かったので、あたりは急に暗くなってきます。池の周りをジョギングしているお兄さんやお姉さんがタッタッタッタとすれ違ったり、追い抜かれたり。小学生の団体さんが歩いていたりと、まぁ平和ですよ。
それから池の途中を左へ住宅街の中へ。そうそう、このあたりの銭湯といえば「八幡浴場」(大田区南千束)しかありません。方向としては東急目黒線の大岡山駅に向かう途中、周辺には何も無い、いわゆる住宅地の中にポツンとあります。ヘタすると見すごしてしまうくらいに、ひっそりと存在してますよ。

でもけっこう人気があるみたいで、オヤジやオバちゃん、若者も銭湯道具を抱えて向かう姿を見かけます。そのおかげで私も無事にたどり着けたというわけです。

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